2009年02月27日

妙心寺桂春院(2)

金碧松三日月図。



桂春院の方丈を飾る襖絵は、すべて狩野山雪の手によるもの。
他にも「枯木に鴉」「芦に泊まり船」「芦原に落雁」といった、枯淡な水墨画を見ることができる(落剥も進んではいるけれども)。

方丈南庭は「真如の庭」。こちらもユニークな庭です。



東庭の「思惟の庭」と同じく、一段低いところを見下ろすように庭が作られていて、斜面をツツジの刈り込みで埋めることでやわらかく見せている。



庭の向こうは、ちょっとした散策路。


お地蔵さんとか、



井戸とか。



「真如の庭」を正面から見ると、植え込みの中に、小さな石を七・五・三風に配置している。十五夜満月を表しているのだとか。



※写真をクリックするとちょっと大きな画像を表示します。

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