2009年04月01日

槙尾西明寺

高山寺と神護寺という有名なお寺に挟まれて、清滝川沿いにひっそりとあるのが西明寺。



明恵上人も、1204年からの約一年間、33歳頃の一時期をこの西明寺にて過ごしました。



その頃は、明恵にとっても多難な時期であったらしく、世間の雑事に煩わされて修行に身が入らず、何かと不安定な気分にさせられることが多々あったといいます。



それゆえに、明恵は、この静かなお寺を、ひと時の仮の住まいと定めたのかもしれません。


ここのお寺にやって来たのはしばらくぶりだったが、いつも境内はきれいに掃き清められているので、清々しい気分になる。



このあたりを「槙尾」と呼ぶように、かつては槙の木がたくさん生えていたというが、その名残なのか、境内には一本の大きな槙の木が生えている。



お寺の門を出ると、すぐ目の前は清滝川の清冽な流れ。



「槇尾山聖天堂」の石碑と、鮮やかな朱色が印象的な指月橋。



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