2009年05月22日

足立美術館・島根の庭園その3

日本一の庭園。



海外ではそのような評価を得ている足立美術館の庭園。
米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の日本庭園ランキングで、2003年からナンバー1に選出され続けているのは周知の通り。



雄大な庭から小さな庭まで。枯山水の庭もあれば、苔庭も池泉式の庭もある。
なるほど、よく手入れの行き届いた庭は、デザインや素材ひとつひとつも素晴らしいのだけれども、何よりも、ここは「見せ方」が凝っている。



美術館を開いた足立全康の「庭園もまた一幅の絵画である」という言葉のとおり、庭園の景色もまた、美術館の壁に用意された雄大な絵画の趣きとなっており、その絵画の前では人を立ち止まらせる魅力にあふれている。


収蔵している美術品も、横山大観のコレクションを中心に、近代日本画の大家の名前がずらりと並ぶ充実ぶり。



入館料は、美術館にしては、あっと驚きの2200円(僕は割引のパスポートを持っていたので団体料金の1800円でしたが…)。
それでも、今や観光名所と化した足立美術館は、温泉地が隣接していることもあり、観光バスなどで次から次へと人が訪れて大人気。



そういうわけで、なかなか「のんびり」と過ごすというわけにはいかないけれど、雄大な景色を眺めているだけで時間は過ぎていく。



けれども、「日本一の庭園」とはいえ、結局それも、他の誰かが決めたこと。
僕の個人的な好みでいえば、たとえば東福寺や光明院の重森三玲、たとえば蓮華寺や智積院の池庭、たとえば詩仙堂や金福寺の枯山水の庭の方が落ち着くし、それに、広すぎることもなく、庭の雰囲気とシンクロするには、それがちょうど良いサイズだったりする。



ランキング云々の数字にとらわれすぎてしまうのは、あまりにつまらないのかもしれない。
それよりも、自分の感性に訴える場所の方が、愛らしく思えたりするものだ。



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