2009年06月06日

康國寺庭園・島根の庭園その4

枯山水と池の眺め。



白砂の上の敷石と飛び石。



湾曲を描く芝生の刈り込み。



一般的な枯山水庭園は、仏教的世界を表現する石組を庭の主景に置くが、この庭の様子はちょっと変わっている。
茶庭の露地の影響を強く感じさせる飛び石が庭の景色の中心となっている。
作庭は、松江藩七代藩主・松平治郷(不昧)お抱えの庭師・沢玄丹。のちに“玄丹流(出雲流)”と呼ばれる庭園様式の源流を示している。
また、背景の池は貯水池であり、旅伏山とともに、庭の借景となっている。庭園の空間を奥に押し広げるような雄大さ。



というわけで、松江から一畑電車に乗り、宍道湖沿いをしばらく走った後、旅伏(たぶし)で下車。
駅から歩いて20分ほどで辿り着いたのが、この康國寺。
足立美術館とともに、今回の旅で訪問しておきたかった場所のひとつ。
ここは、本当に素敵な場所だった。他に訪れる人もなく、静かに時が刻まれていく。島根県には良い庭がたくさんある。


境内は、田園風景の中の高台にある。



伽藍の屋根に茶色い瓦を用い、ソテツの木が植えられているためか、どことなく異国風な雰囲気も感じられる境内。







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