道しるべのしめす方へ。

やって来たのは、だるま堂こと慈氏院。

門前には夏の歌。
おしめども とまらぬ春もあるものを いはぬにきたる 夏衣かな
惜しんでも季節の流れが止まらずに去ってしまう春もあるというのに、来てほしいと言ってもいないのに夏が来て、夏の衣を着てしまった。
このような意だろうか。「きたる」が「来たる」と「着たる」の掛詞になっている。詠み手の素性法師という人は、きっと、夏が嫌いだったのだろう。

境内の隅には、だるま堂。石像の達磨大師、それから、張子のだるまの置物がおさめられている。
だるま堂の裏手には、こざっぱりとした美しい池泉庭。

だるま堂をあとにして、おとなりの聴松院へ。ここは摩利支天を祀る。

摩利支天は陽炎(かげろう)の神様。三面六臂で、猪に乗っている姿が描かれることが多い。
そんなことから、猪が神使とされている。

だから、摩利支天を祀るお寺では、しばしば猪像がお堂の前に仕えているのを目にする。

摩利支天のお寺に立ち寄ったら、こんなところにも注目ですね。
Posted by rock_garden at 21:43│
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