2009年06月25日

京都御苑・白雲神社

御苑の中の小さな神社。公家の西園寺家の鎮守社として知られる白雲神社。



西園寺家の家業が琵琶であることや、妙音弁財天を祀っているので、絵馬には琵琶や弁天様の絵が描かれている。



「妙音」とは優れた音色を持った音楽。弁天様といえば琵琶を弾く女神。



そんなことから、琵琶を家業とした西園寺家にとっては、妙音弁財天は一族にふさわしい祭神だったのでしょう。


境内は人影も少なく、とても静かで、



御苑の敷地内といえども、鳥居を隔てたあちら側とこちら側では、趣きを異にする。



時折、地元の人と思しき年配の方がお参りに来る姿が見える他は、観光客が迷い込んでくることもほとんどない。



神社を出て、出水の小川のあたりへ。



汲み上げられた地下水が、こうして人口の小川となっていて、市民に涼やかな場所を提供している。





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