2009年08月02日

黄檗宗大本山萬福寺

ある夏の日、黄檗駅で降りて、萬福寺へ。



その人は、長いこと手を合わせておりました。



街の喧騒からも離れたこの場所は、



お堂を吹き抜ける風と、



伽藍の間を吹き抜けていく風が心地良く、しばし、夏の暑さを忘れたのでした。


回廊にも夏の風が走り抜けて、



お香の匂いがそこかしこに漂う。



布袋さん。



実はこれ、弥勒菩薩なのです。日本では、半跏思惟形の中性的な弥勒菩薩像(広隆寺、中宮寺)が有名ですが、萬福寺の弥勒菩薩は布袋の姿を借りている。
中国大陸の禅宗の香りが色濃く残る萬福寺では、日本の寺院の建築や仏像とは異なる雰囲気を味わうことができます。



最後は、開山堂にて、黄檗宗を興した隠元禅師をお参り。



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この記事へのコメント
私もここの静かな雰囲気が大好きです。
凛とした気分になれる所ですね。

そうそう、この週末にhayateさんが上洛されていて
1年ぶりにお会いしました。
次回はぜひ石庭さんも交えて京都論議をしましょう
ということになりましたので・・・よろしく^^;
Posted by 一休 at 2009年08月02日 20:27
>一休さん
萬福寺は、気持ちのいいお寺ですよね!
背後は山で、開放感のある雰囲気で……中国風味なのが、また新鮮でいい。

ほんと、タイミングが合えば、お願いします!
いつも突然のニアミスですみません!
Posted by 石庭 at 2009年08月02日 23:49