2009年09月15日

佐保路から西ノ京(7)唐招提寺その2

鑑真和上廟所。



境内の北東、さらに緑の濃いの一角に、鑑真和上は眠る。



振り返れば、光と影と苔が織り成す、光の飛び石。



数度の渡日を試み、その苦難から目の光を失った鑑真和上。
戒律の僧として名高い鑑真和上の清廉な人格を表すように、廟所は今もなお清浄な雰囲気にあふれている。


鮮やかな苔のエメラルドが、光の強弱の加減で輝きを増したり、影に沈んでいったり、それはとても美しい時間の移ろいだ。



廟所の門をあとにする。
唐招提寺を訪れた人たちは、ここまで足を伸ばさないのだろうか。境内の中でも、この一角だけは、ひときわ静かでおだやかな時間が流れていた。



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