2009年10月26日

【展】皇室の名宝(1期)

皇室の名宝東京国立博物館で開催中の「皇室の名宝 日本美の華」展です。
前期と後期で展示内容をすべて替えるこの企画展、前期(1期)は江戸時代から近代の絵画や、近代の工芸品を展示。

目玉は、伊藤若冲の『動植綵絵』全30幅。
2007年に相国寺の承天閣美術館にて行われた「若冲展」で全30幅が揃って展示された時には、次に揃って見ることができるのはいつになるのやら……なんていうことが言われていたけれども、あれから2年、あっけなく(いや、実際にはあっけなくはないのだろうけど)、我々の目の前に再び『動植綵絵』全30幅が登場したのだった。

その間に若冲の絵画の研究も進み、最近では『動植綵絵』の中の一幅『群魚図』において、ドイツで1704年に発見された青色の人工顔料「プルシアンブルー」が使用されていた…という発見などもあった。
『群魚図』で問題の顔料が使用された魚は、左下の隅の「ルリハタ」という魚。濃い藍色は、なるほど見た目にも、深みがある藍色であるようなも印象だ。
おそらく若冲という人は、舶来のこの新しい顔料を入手して試してみるなど、進取の気性と好奇心を持った画家だったのでしょう。
そんなところにも注目しながら、『動植綵絵』全30幅との2度目の対面を果たしたのでした。


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この記事へのコメント
石庭さん、行かれましたか?
さすが皇室、なかなか凄い顔ぶれですね。
たしか狩野永徳も展示されてるんですよね。
若沖も石庭さんお薦めで、あの時に
行って感動したのがつい最近のよう・・・。
こんな展示会があったら行ってみたいです!
Posted by 一休 at 2009年10月27日 00:31
>一休さん
もちろん行って来ましたよ〜(・∀・)
永徳の唐獅子もありました!永徳も若冲も、宮内庁管轄下のものでなければ国宝に指定されたりするんでしょうね。
そうそう、相国寺の若冲展は熱気がありましたね……あの時は、前の晩から楽しみでドキドキしていましたっけ。
Posted by 石庭 at 2009年10月27日 21:59