2009年11月15日

【展】MOTコレクション

この週末は、天皇在位20周年記念ということで、都内の庭園やら美術館やらの公共施設の一部が無料開放されていました。



というわけで、東京都現代美術館(MOT)の所蔵品展「MOTコレクション」を見てきたのでした。
展覧会は「アメリカの絵画 1950s・1960s」「特集展示 岡乾二郎」「クロニクル1945,1951,1957−戦後日本美術を見直す」の3つのテーマで構成。
「アメリカの絵画」は抽象主義とポップアートを。ウォーホール、リキテンスタイン、ウェッセルマン、ホックニー、ラウシェンバーグ……と、こちらは何度かこの美術館で見たことがある作品が並ぶ。いわば、MOTのコレクションを代表する作品たち。
そして、今回のコレクション展で面白かったのは「クロニクル1945,1951,1957−戦後日本美術を見直す」。
MOTは東京都美術館(東京府美術館)から引き継いだ作品を数多く所蔵しているのだが、その中から、太平洋戦争終結前後のもの(1945)、前衛的な美術評論家・瀧口修造の周辺の画家たち(1951)、戦後日本美術界のアンフォルメルのブーム(1957)…と、戦後の日本美術の大きな転換点となったポイントを紹介している。
とくに終戦前後の作品には驚きの連続。戦争画や東京裁判を描いたもの、敗戦の傷を引きずるような抑圧感が支配する沈鬱な作品群……ああ、東京都現代美術館にはこういった作品もあるのか……と、いわゆる「現代美術」という言葉から想起するものとは遠くかけ離れた作品たちを眺めながら、この美術館へのイメージを新たにしたのでした。

美術館を後にして、清澄白河の駅までぶらぶらと歩いていく。



途中、霊巌寺というお寺のイチョウの葉がすでにいい具合に色づいていた。



ここは浄土宗のお寺で……



境内には、寛政の改革を行った松平定信の墓所やら、江戸六地蔵にも数えられる銅造りの地蔵菩薩があったりします。

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