2009年11月23日

東京の秋・鬼子母神堂

光に手を伸ばし、



光の向こうへ足を踏み入れる。



大イチョウに抱かれた境内は、色付きはじめた黄葉が輝き、木漏れ日が眩い。



ここは法明寺の飛び地境内である鬼子母神堂。
樹齢600年ともいわれるこのイチョウは、鬼子母神堂の神木。“子授け銀杏”とも呼ばれ、天保年代(1840年頃)に雑司ヶ谷村名主だった戸張平次左衛門苗竪が編集した郷土誌『櫨楓 (ろふう)』によると、子宝を願う女性がこのイチョウの木を抱く光景が見られたという。


境内には、創業1781年という江戸時代からつづく老舗の駄菓子屋「上川口屋」。



お菓子を食べて、境内をぶらぶらと歩いたあとは、本堂へとお参り。



現在の本殿は17世紀のもの。戦災を逃れた建物です。装飾の彫刻が鮮やか。



そして参道へと引き返す。
ケヤキ並木の参道は、さかのぼれば、天正年間(1573年〜1591年)の頃にこのあたりに住んでいた長島内匠という人が鬼子母神への奉納のために植え付けたもの。



大樹となった木々が歴史の記憶を刻んだ鬼子母神堂でした。

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/rock_garden/51540750
この記事へのコメント
やっぱり石庭さんの写真は不思議です。見ているこちらまでヘンな場所へ落っこちてしまいそうです。
…でも、そんなヘンな場所が私は好きです。
この大イチョウからの木漏れ日が光の雨みたいでとても綺麗ですね。…たしかにこの大イチョウに抱かれれば子宝にめぐまれそうな感じがします!と言うか自分が子どもに還れそう…。
Posted by miki at 2009年11月24日 22:29
>mikiさん
人が写っていないから、余計に…なんですかね。
でも、本当は、この境内にもたくさんの人がいるんですよ。

「自分が子どもに還れそう…」とは、これは素敵な喩え(・∀・)!!
Posted by 石庭 at 2009年11月25日 00:26