2009年12月17日

酒田(4)本間美術館

冬の庭。



厚い雲でおおわれた寒空の下、庭の色はくすんで見えて、木々のあいだから顔をのぞかせる館も、やや沈鬱な表情を浮かべているように見えた。



そうこうしているうちに、池にはぽつりぽつりと雨が落ちてきて、



雨を避けるために、玄関への門を小走りにくぐり抜けた。



邸内には、僕の他には誰もいなかった。
2階に上がって陳列物を見学していた僕のもとに、受付にいた若い女性がやって来て、もしよろしければ…と、建物や調度品についての説明をしてくれた。



窓の外に目を向ければ、古い手漉きのガラス窓のせいで、景色がやや歪んで見えるのだった。
雨がいよいよ本降りになってきたようだった。



本間美術館の敷地内にある本館「清遠閣」と、それを取り囲む庭園「鶴舞園」は、本間家四代目の当主が1813年に造営した別荘。
大正時代には、当時皇太子だった昭和天皇が宿泊するなど、地域の迎賓館的な役割も果たしていました。

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