2010年01月02日

【展】早川良雄「"顔"と"形状"」他

無料観覧日ということで、東京国立近代美術館の常設展示を見てまいりました。



イギリスの彫刻家であるアントニー・ゴームリーの「反映/思索」。
窓ガラスをはさんで立つ二体の彫刻。鏡に映ったようにも見える、こちら側とあちら側。謎かけのようなタイトルとともに、なんとも不思議な作品です。



また、2階のギャラリーでは、2009年に亡くなったグラフィックデザイナーの早川良雄の小企画展
ポスターや雑誌の表紙などの商業デザインも多く手掛けており、亡くなるまで京阪百貨店のデザインを作っていたので、もしかしたら関西にお住まいの方には馴染みがあるのかもしれません。
こうした商業デザイン、たとえばポスターにしろ雑誌の表紙にしろ、それらはほとんどが縦の長方形の平面であり、表現をするための空間がすでに限定されているからこそ、いかに趣向を凝らして人に見せるかという作者の力量が問われることとなるのかもしれない。デザインの趣向の変遷が俯瞰できて、とても面白い展示だった。
そして、所蔵作品展へ……
藤田嗣治のパリ時代の「五人の裸婦」が出ていました。まさにパリ画壇の寵児だった頃の1923年の作品。
彼のオリジナリティを決定付けた、いわゆる“乳白色の肌”な作品です。



関根正二の「三星」(1919年)は、この美術館の所蔵品の中でも好きな画です。わずか20歳で亡くなった夭折の画家。
常設展示にはよく出ている作品です。



古賀春江(春江だけど男性)の「海」(1929年)もまた、ここではよく見ることのできる親しみのある一枚。
いろいろなイメージが画面狭しとうごめいている、日本初のシュールレアリスム絵画とも称される作品です。



東京国立近代美術館の誇る重要文化財絵画、萬鉄五郎の「裸体美人」(1912年)
見ての通り、マティスの影響が色濃い、日本のフォービズムの先駆的作品。



よく晴れた一日でありました。たまに足を運ぶと面白い、東京国立近代美術館の常設展示。



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この記事へのコメント
明けましておめでとうございます。
正月から美術館巡りとはなかなかアートな
1年のスタートですね。

私は2日に田舎まで正月の挨拶に出かけましたが
あとはひたすら家にこもってました。
そんな中ガンバの優勝はいい年になる予兆・・・?
今年もよろしくお願いします。
Posted by 一休 at 2010年01月03日 19:16
>一休さん
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!
私はといえば、正月休みなのに「1日は映画1000円だ〜♪」とか「今日は美術館が無料だ〜♪」と、
ふだんの土日では出来ないことを堪能してしまいました…。根が貧乏性なせいかもしれません…。
ガンバは連覇ですねぇ。ルーカスがいきなり覚醒しちゃって何だかもう…(彼は2007年までFC東京に在籍していたんです)
Posted by 石庭 at 2010年01月03日 23:58
石庭さま
あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
いろいろとご面倒をおかけし、またご助言
をいただきまして、ありがとうございました!
今年はぜひ一休さん、とともに庭めぐりなどを。
楽しみです〜
Posted by hayate at 2010年01月04日 14:39
>hayateさん
こちらこそ、今年もよろしくお願いします!
今年は、京都でお会いできると良いですね。
サッカー観戦の関西遠征では立ち寄ると思いますので。
Posted by 石庭 at 2010年01月04日 21:47