2010年01月09日

新年風景 神楽坂のこと。

かくれんぼ横丁界隈にて。



学生時代は飯田橋のあたりで過ごしていたので、この神楽坂界隈は馴染みが深い。
馴染みが深いといっても、もちろん高級な料亭に通うことが出来るわけでもなく、サークル活動や授業が終わった後は、もっぱらチェーン系の居酒屋だった。



飯田橋駅から神楽坂に向かって歩き、坂の下から眺めて、向かって右手のエリアには石畳のある路地が残り、世間に喧伝されているような、いわゆる"神楽坂"な風情が色濃い。左手のエリアの路地を入っていくと、もうちょっと気楽な雰囲気で、小さい商店なども点在する。



旅館・和可菜のある兵庫横丁界隈。このあたりも、かくれんぼ横丁と並んで、風情のある石畳の路地だ。



和可菜は、ホン書き旅館と呼ばれる作家御用達の旅館。数多くの小説家や脚本家たちがここにこもり、いわゆるカンヅメとなって"ホン"を仕上げていった。


神楽坂通りをはさんで、反対側のエリアへ入る。
建物と建物のあいだに、こうした小さな鳥居と社が残る。



それから路地へ。



この路地を下っていったところに、銭湯・熱海湯がある。
学生時代、終電を逃してしまったり、学園祭の準備だったりで学校に泊まったりした時には、しばしばここに来てお風呂に入ったものだ。今も変わらず残っているのは嬉しい。



そんな神楽坂も、久しぶりに歩いてみると、神楽坂上の赤城神社のあたりで建設が始まったり、少しずつ、神楽坂らしい風景が失われていっている。
かくれんぼ横丁から空を見上げれば、地上26階のマンションが見えた。



数年前、付近の住民の反対運動の甲斐もなく建てられたこのマンションが、変わりゆく神楽坂の景観を象徴しているのかも知れない。

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