2010年01月14日

冬の庭−蓮華寺

あなたが冬の庭を見たいと言ったから。



冬の庭というのも、なかなか良いもの。



木々の葉が落ちきってしまい、覆い隠すものがなくなったとき、そこには庭の素顔が現れる。



ここではすべてが満ち足りている。



そして僕は寂しい。


それから僕はいろいろと考える。



昨日、今日、明日のこととか、そろそろおなかが空いてきたなぁとか、他愛のないこと。



ついつい物思いにふけってしまうのは、冬の庭の良くないところだ。



それでも僕は考える。右に行こうか、左に行こうか、



いつも考えている。

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この記事へのコメント
冬の庭、いいですよねぇ。
こんばんわ!
四季折々の庭を眺めるのは楽しいものですね。この時期、うっすらと雪を被った庭もいいものです。木々は雪の水分を含んで膚を黒くし、そこへ被さる雪とのコントラストがっ!!さらにそこへ南天や千両、万両などの赤い実がのっかればっ!!…たまりません。
いやぁ〜、楽しいですね。
Posted by miki at 2010年01月15日 20:57
>mikiさん
こんばんわ〜。
毎日毎日寒いですね…日本海側は、雪も降り積もっているのでしょうか…。
冬の庭は、むき出しになるのが良いです。それに、ちょっと物憂げなところ。
それから、雪の庭は清浄。目の前の景色が一変します。
葉の落ちた木々のたたずまいもまた、枝のかたちやらが美しいものです!(・∀・)
Posted by 石庭 at 2010年01月15日 23:21
こちらの日本海側は寒波の影響で大雪でしたが、昨日からは晴れて暖かいです。
もぅすぐ春が来ます…ってまだ早いですね。。。
剥き出しになった木々というのは本当に美しいですね。海沿いの木々なんかは武骨で荒々しく海風の影響で傾いたまま成長している姿なんかは本当に見てて飽きません。
次に生まれでる芽のエネルギーを秘めているからこそ美しいのでしょうか。
Posted by miki at 2010年01月18日 10:51
>mikiさん
明日あたりから、ちょっと寒さも一段落?でしょうか。
本当に寒いのは、春が来る前、2月だったりするんですよねぇ。
冬枯れの木には、枝ぶりとか、うねうねっとした幹の具合とか、
葉がついている季節には隠れていた姿が現れてくるので、
そのたたずまいに目が釘付けになったりするんです。
そうか、春までの生命感をたくわえている姿だからこそ、美しいのかもしれませんねぇ。
Posted by 石庭 at 2010年01月19日 00:01