2010年01月28日

京都の街の一歩奥〜波切不動尊

一乗寺の金福寺の門前のあたり、路傍に立ててあった「波切不動」という文字が書かれた幟に誘われるがままに歩いてゆくと、



住宅地の中のいちばん奥まったところに、その小さなお堂はあった。



唐に留学していた弘法大師空海が、その帰路の海の上で嵐に遭ったとき、自ら彫った不動明王像に祈念すると、この不動明王が波を切るように剣を振り、たちまち波を静めたという。
この不動明王は「波切不動」の名前で高野山南院に伝わっている。



お堂の裏手からは水の落ちる音が聞こえた。滝と呼ぶにはあまりにも頼りない、一筋の水の流れ落ちる音だった。



水の音以外は、何の音も気配もない冬の午後。鬱蒼とした木々が頭の上を覆っている。

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