2010年02月09日

駒場 前田侯爵旧邸・洋館

東洋一の大邸宅。



外観は、駒場の森に溶け込むような落ち着いたものであるけれど、玄関を入れば、華やかな装飾と重厚な素材が用いられ、雰囲気は一変する。



かつてサロンだった1階の広間も、冬のあたたかい陽だまりの中に。ここで時間を過ごすのも悪くない。



かつて「東洋一」と謳われた前田利為侯爵の邸宅は、昭和4年(1929年)の建築。和館を迎賓用に、洋館のこちらを居宅として使用していた。
華麗な社交場として賑わったこの場所だったが、軍靴の音が高まり、日本が太平洋戦争に突入すると、この邸宅の主人とともに運命を一変する。前田侯爵は陸軍司令官として赴いたボルネオで事故死。主人を失った邸宅は、戦後、占領軍に接収され、連合軍司令官官邸として使用されることとなる。
ステンドグラスから光が差し込む階段。



寝室として使用されていた部屋も再現されている。



中庭をぐるりと囲むように建てられた洋館は、地上3階、地下1階の大邸宅。



玄関を出ると、園内の緑が濃い。



東京23区内の中でも瀟洒な住宅が立ち並ぶこの界隈は、とても静かな土地だ。

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