2010年03月07日

【展】浮世絵の死角

浮世絵の死角冷たい雨降る中、板橋区立美術館の「浮世絵の死角 イタリア・ボローニャ秘蔵浮世絵名品展」を見てきた。
この土日は、隣接する赤塚溜池公園で梅祭りが行われていて、なんと美術館も無料開放。少し得した気分。けれども、梅祭りのほうは、雨と冷え込みのせいで、人も閑散として寂しい雰囲気に…。

板橋区とイタリアのボローニャは友好都市という間柄もあって、このたび、ボローニャの浮世絵コレクターから200点あまりが来日、鈴木春信や鳥居派ら初期浮世絵の紹介に始まって、江戸の浮世絵の流れを俯瞰しつつ、会場の多くを占める歌川国貞(3代豊国)周辺の役者絵や、歌川国芳周辺の武者絵でピークを迎える。
そして、上方浮世絵や近代の浮世絵、さらに江戸時代の絵師たちが描いた戯絵やおもちゃ絵と呼ばれるジャンルを紹介し、今回の展覧会の大きなテーマである“浮世絵の死角”の部分にあるものを紹介していく。

とくに、ふだんなかなか見る機会がない「おもちゃ絵」は面白かった。ついつい、童心に帰ったかのような目で眺めてしまう。
切り抜いて遊ぶための「かるた絵」や、こどものための図鑑的な役割を果たした「鳥づくし」「魚づくし」といった絵、あるいは、やはり切り抜いて遊ぶための「姉様人形」や、その姉様人形の着せ替え用の「櫛簪づくし」や「衣装づくし」……などなど。それらは、名もなき作者が描いたものが多いが、中には名のある絵師が描いたものもあったり。
いずれにしても、切り抜いて遊ぶためのものだった「おもちゃ絵」が、こうして完全なかたちで残っているのはとても珍しいのだとか。良いものを見せてもらいました。

都営交通一日券この日は、都営交通1日券で都内を移動。
新宿から都営地下鉄で美術館のある西高島平へ、その後、ふたたび地下鉄で西高島平から新宿三丁目へ戻ってきて、伊勢丹前から都営バスに乗って渋谷方面へ。
次に向かった場所は……


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