東京の桜:芝の愛宕神社
愛宕山。標高25.7メートル。

ここは、ちょっとした夜桜のライトアップをしている小さな神社。

徳川家康が江戸に幕府を開くにあたり、江戸の防火・防災の守り神として創建されたこの神社は、愛宕山という天然の山として、江戸時代には桜と見晴らしの名所として庶民に愛された場所。

ちょっとピンボケ。

写真を撮っている僕の足元に、いつのまにか猫がやってきた。人を見てもまったく動じないのは、人に馴れているせいなのだろう。
けれども、僕のことなど眼中にないようで、夜の闇の中に何かの気配を感じるように息をひそめていた。
そこには、人には感じられない気配があるに違いない。
現在は、さすがに「見晴らしの名所」というわけにはいかないけれども、

今も昔も変わらないのは、訪れる人たちの桜を愛でる気持ち。

時代が江戸から明治へと変わる頃、江戸城を無血開城に導いた勝海舟と西郷隆盛は、この地で市中を眺めながら会談したのだとか。

江戸の町を戦火に巻き込まずに済んだのは、愛宕山から見渡すの眺望も一役買ったのかもしれませんね。

ふつうに歩いていると見落としそうになるが、トンネルの入り口の脇に神社への裏参道がある。

裏参道は、いかにも東京の街らしいというべきか、ビルとの間を縫うような階段となっている。

たくさんのビルが立ち並び、密度の濃い東京の空間は、上へ上へと、工夫しながら(苦心しながら)垂直方向に利用されるようになりました。
Posted by rock_garden at 23:50│
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石庭さんこんばんは〜
石庭さんって、猫を呼びませんか(笑)
足元に寄ってくる猫ほど、かわいいものはないですね〜!
花粉症と風邪で、夜桜は楽しめなかったこの春でした。
>hayateさん
そんな自分は、バリバリの犬派なんですけどね…今は飼っていませんが。
花粉症といえば、毎年悩まされていたのに、今年は全然平気だったんですよ!
鼻スプレーも2本くらい使ってしまうんですが、今年は1度も使用せず。
昨年は夏も涼しかったから花粉が少なかったのかなぁ…と。
もう桜の季節も終わりですね。
新緑の方が好きな自分としては、これからの季節の方が楽しみです!(・∀・)