2010年05月06日

【展】ヤノベケンジ 幻燈夜会

倉敷の大原美術館の管理下にある有隣荘は、大原美術館の創設者である大原孫三郎が、病気がちで体の弱かった夫人のために建てた邸宅。
春と秋に特別公開をし、現代美術の作品の発表の場ともなっている。
平成22年の春は「ヤノベケンジ 幻燈夜会(ファンタスマゴリア)」
ヤノベケンジの作品は、何度か目にしたことはあるけど、残念ながら、彼の活動も作品もうっすらとしか知らない。チェルノブイリ原発事故の廃墟などで、ごっつい放射能感知服を着ていた人…とか、やはり放射能感知服を着せたちょびヒゲ人形《トらやん》を作っている人…とか、そういう印象だけですみません。

この展覧会場では、ヤノベケンジの絵本作品『トらやんの大冒険』の物語を軸にして、《トらやん》やら《マウス》やら《ランプ猫》やら《ラッキードラゴン》といったキャラクターたちを邸内のあちこちに配置し、廃墟からの再生をテーマにした“リバイバル”をメインコンセプトに掲げたインスタレーションを展開。
壮大なテーマを掲げているので、もうちょっと広い会場で見てみたかったな…という気がしないでもない。邸内で作品のために用意された場所は、それほど広いものではなかったので…。



有隣荘の外観。《トらやん》と《ランプ猫》と《ラッキードラゴン》が見える。

重要な建築物だというのは分かるが……受付にはたくさんの係の人が(無駄にも見えるくらいに)立っているし、会場内部にもたくさんの監視の目が光り(監視役が若い女性ばかりだったのは、威圧感がないようにというせめてもの配慮かもしれないが)ちょっと息苦しかった。
ああ、そうだ。須田悦弘の作品などを、この有隣荘で見てみたいなぁ。

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