2010年05月20日

【展】国宝 燕子花図屏風

昨年秋にリニューアルオープンした根津美術館に、先日、ようやく足を運びました。
この美術館が所蔵する、尾形光琳の「燕子花図屏風」は、2008年の「大琳派展」(東京国立博物館)に出品された時に見たけれど、ここ根津美術館で見るのは、改装工事前の2005年にまでさかのぼる。やっと再登場。

会場には、俵屋宗達周辺の作品(「伊年」印)から、光琳と乾山の尾形ブラザーズ、それから江戸後期の酒井抱一や鈴木其一の江戸琳派まで、江戸時代の琳派を俯瞰できるという、なかなか濃い展示内容。
個人の蒐集品でこれだけのものを見せる根津美術館って、やっぱり深いよなぁ……と、久しぶりの訪問であらためて感じたのでした…。
人気は、やはり光琳の「燕子花図屏風」。展示ケースの前には人がいっぱい。
でも、この屏風絵こそ、ちょっと離れて眺めると楽しいもの。向かって右側の屏風のカキツバタは跳ねるようにリズミカル、左側の屏風は右下から左上へ駆け上がるように描かれる。また、切り貼り絵のような、極度にデザイン化されたカキツバタの連続性が、よりリズミカルな視覚的効果を生み出す。
この屏風絵を、目の前を遮るものなく、ちょっと離れて眺めることが出来たら幸せだろうなぁ…。


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