京都御苑のすぐ東、寺町通に沿いに建つのが、同志社大学の前身である同志社英学校を創立した新島襄(1843-1890)の旧邸。

「植民地(colony)」という言葉に語源を持つコロニアル(colonial)様式の建物で、周囲にベランダをめぐらしていることから、ベランダ・コロニアル様式とも呼ばれる。
その言葉通り、欧州列強のコロニー(植民地)で広まった様式で、こうしてベランダを設けるのは、アジアの植民地での強い日差しを避けるためでもある。

見た目は洋風であっても、部屋の中に入れば、内装は和洋折衷であることが分かる。
襖や、それから、引き窓の上に備え付けられた開き窓に障子戸が用いられているのが目を惹く。

新島襄旧邸の公開日は、基本的に水・土・日の週3日。見学は、なんと無料。
すぐ近くの京都市歴史資料館(こちらも無料)とセットで時間をつぶせてしまう。
書斎。この部屋は、新島襄が生きていた当時のままの姿らしい。当時の同志社の学生たちは、この書斎の本を自由に利用していたとか。

邸内には茶室も。新島の奥さんである八重夫人が、新島の死後に茶室に改装した。

現在は京都市の有形文化財ともなったこの建物。建物だけではなく、当時の家具なども一見の価値あり!です。

●烏丸線丸太町駅⇒(徒歩)⇒拾翠亭⇒(徒歩)⇒新島襄旧邸
●使ったお金:0円(ここまでの合計:100円)
Posted by rock_garden at 23:41│
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