2010年06月05日

閑谷学校

庶民の子弟の学び舎。



校門の左右にのびる石塀は、かまぼこ型に美しく仕上げられていて、



300年経った今でも、積み上げられた石には少しのくるいもなく、当時の石工の技術の高さを知るだろう。



講堂内部。花頭窓から差し込む光が床板に映る。



庶民に開かれた学校として、現存するものとしては世界最古とも言われる備前市の閑谷学校。
初代岡山藩主である池田光政が自らこの地の視察を行い、1670年から建設が始まった学舎は、1701年までにほぼ現在の姿となった。
質素倹約と教育の普及を旨とした政治姿勢で、江戸初期の三名君にも数えられた池田光政。庶民の子弟のために学校を作り、広く門戸を開いて他藩の子弟も受け入れた。こうした教育による治世は、当時の日本においてはとても革新的だったのだろう。


毎月、1と6の付く日には、この講堂で儒教の講義が行われた。たくさんの生徒たちが、ここで学んでいったことだろう。







同じ敷地内には、創設者である池田光政を祀る閑谷神社と、孔子を祀る聖廟が建てられている。備前焼の屋根瓦が印象的。



正門、鶴鳴門。



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この記事へのコメント
ほんとに綺麗な建築たちですね。
赤い屋根瓦が緑の季節にうまく
マッチしているというか・・・
いつまでも保存していってもらいたいものです。
ちょっと場所が不便そう・・・そのおかげで
人が少なく観光地化されず、いい保存状態なのかも?
Posted by 一休 at 2010年06月08日 01:17
>一休さん
そうですね、本当にきれいに保存されているなと思いました。
と同時に、あの石塀にしろ、黒光りする床板にしろ、建築当時の素材も良いものを使ったのだろうな、とも感じました。
たしかに、アクセスは不便!バスは土日は走っていないし、車でなければちょっと厳しい場所ですねぇ。
Posted by 石庭 at 2010年06月08日 22:38