2010年08月04日

【展】東京国立博物館平常展〜絵巻

脱力系絵巻ファンの僕としては、見逃せない展示物が出品されていました。



「土蜘蛛草紙絵巻」。鎌倉時代。
かなり前に紹介した「酒呑童子絵巻」と同じく、源頼光による化物退治の顛末を描いた絵巻。
絵巻は屏風や掛け軸と違い、人の目に付くように飾るという目的と機能を持たないせいか、くるくると巻物をといていくと、時として、グロテスクとコミカルさ(脱力系アート)に出くわすことがある。これが絵巻物の楽しみ。

絵巻の中では、源頼光の前に、入れかわり立ちかわり、おかしなキャラクターたちが現れる。
まず現れたのは、自称290歳の異様な老婆。まぶたが垂れるので、棒で持ち上げている。290歳ですから、そりゃあ、まぶたも乳も垂れます。
続いて頼光の前に現れたのは……なんだこれは。器物の姿をした化物ですが、全然怖くない。むしろ力が抜けます。



さらに現れたのは、頭がやけに大きな尼さん。この大きさは、ちょっとおかしい。尼はニタニタと笑って消える。



このあと、頼光らは土蜘蛛の居場所をつきとめ、戦い、退治する。



土蜘蛛の腹を裂いてみると、中からは1990個の髑髏。というわけで、めでたしめでたし。

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