2010年08月17日

夏の庭 一休寺 その1

京田辺の酬恩庵一休寺。



新田辺の駅から、炎天下の中を歩いてやって来た。
方丈の拝観の際に、お寺の人が勧めてくれた一休寺納豆を試食する。その独特の風味は、夏の暑さで汗とともに失われた塩分を補うのに、ちょうど良い塩辛さだった。ありがたや…。


方丈へ上がって、南庭へと視界が広がっていく様子は、胸を高鳴らせるものがある。視覚の愉しみ。



北庭は、峻険な岩組みで滝の落ちる様子を表現し、



滝から流れ落ちた水は東庭を通って、



南庭の白砂の大海原へと広がっていく様子を空想する。視覚の愉しみは、想像の愉しみへ。



そして静寂。滝の落ちる音を想像し、凪の海原の静けさを想う。聞こえぬ音を聞く愉しみ。



日々の喧騒の中では縁のないこと。ふと立ち止まって、物思う。



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