2010年09月01日

【展】水木しげる・妖怪図鑑

8月最後の日曜日、神戸に妖気を感じた僕は、兵庫県立美術館にて「水木しげる・妖怪図鑑」展を観覧。
NHKの朝ドラ『ゲゲゲの女房』を欠かさずに見ている僕にとっては、この夏、なかり楽しみにしていた展覧会でありました…。



会場は、水木しげるの妖怪絵の原画、鬼太郎の原画、それから、時代を遡って江戸時代に描かれた妖怪(お化け)の紹介…という三部構成。
それぞれ妖怪の出身地や特徴についてのキャプションがあり、水木しげるの細密画のような妖怪絵とあわせて見ていくと、面白さ倍増。
妖怪たちの中には、人を死に至らしめるような恐ろしいものも存在するわけだが、多くの妖怪たちには悪意がないというか、人を驚かせてみたり、物音を立ててみたり、ひっそりと現れてみたり…と、水木しげるの画の魅力とあいまって、愛くるしささえ感じてしまう。



昔の人たちは、得体の知れないような存在を感じたりしたときには、こうして「妖怪たちの仕業」として想像力をめぐらし、口から口へと語り継いできたのだろう。そしてまた、妖怪の存在は、時として「○○をすると××が出るよ」といったように、たとえば子供へ注意を促すような抑止力ともなったのだろう。
そう考えてみると、何でもかんでも科学的に証明してしまうのは、とても味気がないようにも思えるのでした。

そういえば、この兵庫県立美術館の館長は、金沢21世紀美術館の館長も務めていた蓑豊さんが今年の4月から着任していたのですね。
これからの取り組みが楽しみな美術館です。


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