2010年09月26日

【展】ペーター・フィッシュリ+ダヴィッド・ヴァイス

先日、金沢に行った時に観覧した、金沢21世紀美術館の企画展「ペーター・フィッシュリ ダヴィッド・ヴァイス」

この写真は、コレクション展で内部を観覧可能なレアンドロ・エルリッヒの《スイミング・プール》。



この直後、少年はさらに勢いよく梯子をのぼって、天井に激突。
「いってぇ〜」と照れた笑いを浮かべて、この場にいた人たちの笑みを誘い、なごみ気分に。
この作品は、プールの中から(あるいは外から)眺める人の感覚に“揺らぎ”を与える。この少年の感覚としては、水を突き抜けて水面の上に出ることができると考えたのだろう。

さて、ペーター・フィッシュリとダヴィッド・ヴァイス。
ビデオ作品、写真、粘土、ポリウレタンによるオブジェ…などなど、表現手段は様々。会場は混然とした様相。
中でも、ガラクタのようなものがドミノ倒しのように繋がっていくビデオ作品《事の次第》は、とくに面白かった。会場の多くの人が「事」の成り行きを見守っていた。
一見、何の関係性もないジャンクたちが、作者によって並べられ、互いに作用を及ぼして連続性を生み出していく。その膨大な作業の時間を思うと、とてもナンセンスな感じもするが、そもそも、彼らの表現行為の源には、ナンセンスや不条理があるようだ。



同じくビデオ作品、ネズミとクマのぬいぐるみが主人公の《ゆずれない事》と《正しい方向》も、どうやら不条理とナンセンスにいろどられた作品のようだった。ぬいぐるみたちが自然の中でサバイバルする《正しい方向》をしばらく見ていたが、会場には腰を掛ける場所もないし、画面も高い位置にあったので首が疲れてしまい、20分ほど見て、断念。それぞれ、29分と55分の長い作品なので、すべてを見ることは難しかった。
展覧会場の外、コンコース上のこんなところにも作品が。



《より良く働くために》と題された10ヶ条は、ある会社に掲げられていた働くための心構えを貼り出したもの。



ふたたび《スイミング・プール》。コレクション展は「目には見えない確かなこと」。



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