2010年10月02日

【展】MOTコレクション

MOT都営交通1日乗車券を使って、美術館めぐりの休日。
まず向かったのは、都営新宿線の森下駅から都バスに乗って、東京都現代美術館(MOT)のコレクション展「入口はこちら−なにがみえる?」へ。
MOTでは、会期終了間際の「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」も開催中とあって、コンコースは激しい混雑だった。入場まで1時間以上の隊列。もっとも、コレクション展の方は空いているので、その混雑を横目に、コンコース最奥の展覧会場へ。
中でも泉太郎の映像作品は面白かった。
ちょっとした発想の転換で、ユーモラスな映像作品に仕立てて見る人を引き込む。何よりも、小さな子供たちがじっと泉太郎の映像作品を見入っているのが、その証左だろう。そんな泉太郎の作品が展示された会場は、アイデアの引き出しのような場所となっていた。

おかしかったのが、小学校低学年くらいの姉妹2人が、母親と一緒に《外ライク》という作品を見入っていた時のこと。
《外ライク》という映像作品は、ちょっと説明が難しいのだが、白い壁に向かって手を腰にあてて立つ人を映しつづけ、その腕と胴体のあいだに出来た空白の部分を埋めつくすべく、作者が白い壁に色を塗っていく様子が映される。
その映像を見ていた母親が、子供たちに「ほら、腕のこの中を塗っているのよ、分かる?」と手振りを付けながら説明しているのだが、子供たちは「うん、分かる…」と返事をするものの、どうも釈然としない顔。それはそうだ、映像の中で行われている行為は、母親に言われるまでもなく分かってはいるのだが、おそらく彼女たちの頭の中には「で、何でこんなことをしているのか?」という疑問が渦巻いていたのだろうから。
もちろん、僕にも「何でこんなことを?」という理由は分からない。でも、この女の子たちの「?」という表情を見ていたら、ちょっとおかしくなってしまった。


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