2010年12月10日

京都落葉記 日向大神宮

南禅寺の喧騒を逃れて。



「京のお伊勢さん」で知られる神社といえば、蹴上の日向大神宮。
紅葉の隠れ名所と知られる静かな境内も、秋の一時期はぽつぽつと訪れる人の姿もあったり、大文字山への登山客が立ち寄ったり。



ここは「プチ伊勢神宮」とでもいうべきか、「ミニチュア版伊勢神宮」とでもいうべきか、広くはない敷地ながら、伊勢神宮と同じように外宮と内宮を持っているのが特徴的。境内の奥まったところに立つのが内宮。
そして、こちらが外宮。



昔は、鳥居前を東海道が通っており、お伊勢参りの代わりにお参りしたり、旅人の道中の安全祈願などで賑わったとか。



境内の裏山には、このような祠のようなものが口をあけている。



天岩戸と呼ばれるこの岩をくぐり抜けると、開運・厄除けにご利益があるとか。



「伊勢に行きたい 伊勢路が見たい せめて一生に一度でも」と唄われたように、お伊勢参りは江戸時代の人の念願だった。
そんな念願をなかなか叶えることができない人にとっては、この日向大神宮へのお参りは、さぞ、ありがたいことだったのでしょう。



というわけで、2010年12月3日から5日にかけての、紅葉の見頃も終わりの写真を駆け足でアップしています…。

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