2011年04月03日

【展】シュルレアリスム展

シュルレアリスム展六本木の国立新美術館にて「シュルレアリスム展 パリ、ポンピドゥセンター所蔵作品による」を観覧。
ブルトンの「シュルレアリスム宣言」に始まる芸術界の大きな運動を俯瞰する好企画展。
マグリットやダリといったシュルレアリスムのスーパースターはもちろんのこと、シュルレアリスム運動に先立つダダ時代のマックス・エルンストやマルセル・デュシャン、あるいはデ・キリコのような画家も冒頭で紹介。また、当時のパリのシュルレアリスム展のパンフレットなどを見ると、いわゆるシュルレアリスムの画家の名前に混ざって、ピカソやクレーの名前もあるのが面白い。
この展覧会で、いちばん衝撃的(笑撃的?)だったのが、ヴィクトル・ブローネルという人の作品。日本では馴染みのない名前ではあるが、数多くの作品が出品されていた。なんといえばよいのか、とても変態的なブローネルの作品群は会場でも異彩を放っていた。ある事件によって右目を失明したブローネルは、隻眼の目で別の世界を見ていたんじゃないかとさえ思わせられるのだった。

会場には午前10時半頃に到着だったのだが、空いていてストレスなく見ることができた。
というか、六本木の街そのものが、震災の影響か節電の影響か、とても閑散としている雰囲気だった。閑散というか、廃れた雰囲気さえ感じてしまう。街を歩いていても、節電の影響で店先の灯りを消しているところが目に付く。一見すると、営業しているのかしていないのか分からないような具合だ。今は難しい時期だけど、何というか、このまま東京の街が暗く萎んでいくのではないかと心配になる。長い目で見れば、消費なくして経済的な復旧の足掛かりもないように思えるのだが、今の自粛と節約のムードは、これから先の日本の経済にどのような影を落とすことになるのだろう。
そんなことを思いながら、六本木の街をしばらく歩いて、家路に着いた。

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