2011年04月10日

【展】未来ちゃん

何ヶ月か前の『Brutus』の表紙を見て、「何なんだこの女の子は!」と衝動買いをしてしまい、以来、僕の心をわしづかみにしてしまった“未来ちゃん”。
つい先頃、ナナロク社という出版社から発売された写真集も買ってしまい、このたび、渋谷パルコのギャラリーで開催された写真展にも足を運んでしまった。

kotori

“未来ちゃん”は、川島小鳥が佐渡に住む友人の家に通い、その友人の娘を撮りためたもの。川島小鳥が「崇拝しているに近い」と述べたように、本当に奇跡の被写体なんじゃないかと思うくらい、この女の子は魅力にあふれている。
顔やひじに傷を作って、鼻水をたらして、地面を転がり、走り、笑い、泣いて、食べる。全身体当たりで生きている。子供の持つ無垢さとワイルドさを体現している彼女にも驚きだし、そうした表情を人前で許してしまう川島小鳥と彼女との関係も驚きだ。友人宅に通い詰めることで生まれた信頼なのかもしれない。
ちなみに“未来ちゃん”とは、この女の子の名前ではないらしい。この写真集に込められたメッセージと読み取るべきか。
この女の子を初め、多くの子供たちには“未来”がある。先行きがますます不透明になり、苦境に立たされてしまった現在の日本だけど、だからこそ“未来ちゃん”という言葉がタイムリーに胸に響いてくるのだった。

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