2011年11月07日

【展】トーハク 総合文化展

今年は幕末の浮世絵師・歌川国芳の没後150年ということで、あちこちで国芳が盛り上がっています。

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東京国立博物館の総合文化展の浮世絵コーナーでも国芳の作品をまとめて展示しているということで、足を運んできました…。
国芳といえば、武者絵や大判三枚つづりのパノラマ画が有名である一方、当時は新奇であった西洋画法に取り組むなど、進取の気性に富んだ絵師でもあった。

たとえばこれ。『東都名所』シリーズより『かすみが関』。
国芳がチャレンジした透視図法は、ちょっと違和感があるけれど、これも国芳の好奇心が表れた作品。

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同じく『東都名所』シリーズの『昌平坂乃遠景』は、坂を行き来する人たちを面白い構図で描いている。

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それから、屏風と襖絵コーナーへ。『網干図屏風』は筆者不詳の17世紀の作品。
木に引っ掛けて干してある網で、幾何学的な反復を描いている様が印象的。
これは前にも見たことがあるけれど、印象的すぎて記憶の片隅に残り続けている一枚。

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円山応挙の『秋冬山水図屏風』も出ていた。
“写生”を信条とする応挙の場合、こういった遠景での風景画は、ありそうで滅多に見ないような気がする。
いや、たぶんあるのかもしれないけれど、図録でもあまり見かけないような。

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それから、こんなものも出ていた。『一休和尚像』。
風狂の僧、一休宗純のあまりにも有名な肖像画。生で見るのは初めてだった。ラッキー。

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ボサボサした頭髪、ギロっと何かを睨むような視線。見れば見るほどに、いわゆる頂相(禅宗の僧侶の肖像画)らしからぬ、異様な存在感だ。

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