2011年12月10日

【展】荒木経惟 人・街

01_4宮本三郎記念美術館で開催中の、アラーキーこと荒木経惟の企画展へ。
会期は前後期にわかれていて、今回はアラーキーの実質的なデビュー作となった《さっちんとマー坊》(1963年)をはじめ、《中年女(おんな)》(1965年)、《銀座》(1967年)、《東京ラッキーホール》(1983 - 85年)、《TOKYO NUDE》(1988年)…などなど。
会場も広くはないので、プリントされた作品の展示はわずかではあったのだが、注目すべきは、《さっちんとマー坊》《中年女》《銀座》の大きなスクラップブック。いずれもアラーキー自らがオリジナルの写真で作成した、いわば“私家版”ともいえるもので、写真そのもの以上に、写真をまとめたその体裁に興味がうずいてしまった。(スクラップブック中の写真は、プロジェクターによって上映されている)
いずれも電通の宣伝用カメラマン時代に作成したもので、多くの写真は仕事の合間に撮影し、そして会社の設備を使ってプリントまでしてしまったものだという。また、それぞれのスクラップブックには、自分の個展の当時の批評などが掲載された記事も貼り付けているとのこと。フリーとして活躍を始める前、それらのスクラップブックはいわば子供のようなもので、自分の作品に対する思い入れは相当のものだったのだろうと想像できる。


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