2012年01月23日

【展】没後150年 歌川国芳展

歌川国芳六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催中の「没後150年 歌川国芳展」です。
大阪と静岡を巡回して、ようやく2011年暮れに東京にやってきた。なので、現在2012年は国芳没後151年。
2010年は府中市美術館で、2011年は太田美術館で…と、ここ数年、歌川国芳の作品をまとまって見る機会に恵まれたわけだが、2011年は没後150年で盛り上がったせいなのか、国芳はこんなに人気があったのかぁ…と思わせられるような、なかなかの盛況ぶりの会場内。六本木という土地柄もあるのかもしれないが、老若男女がまんべんなく来場。いや、女性の方が多いかな…という印象。
国芳といえば、説話を題材にした武者絵や妖怪絵、それからユーモアと機知と批評性に富んだ戯画。このあたりが人気のコーナーで、他にも役者絵・美人画・風景画などなど、全10章に分別された作品は200点ほど。
国芳ラブな記事は昔にも書いたので省略するとして、こうしてまとまって眺めると、この人の画は本当に一筋縄ではいかない。そして、国芳の画を見るのはやっぱり楽しい。
武者絵や妖怪絵では躍動感を出すために工夫された画面構成に圧倒され、風景画では「そうきたか!」という切り口からの“風景”を見せられる。群集を描けば、人々の生き生きとした姿に笑みが漏れてしまう。江戸の町と町民への愛着と温かい眼差しを感じる。国芳の絵は、前向きで、タフで、カラッとしていて明るい。
国芳という人は親分肌の江戸っ子気質だったというが、なるほどそれもうなずける、楽しい画の数々だった。

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/rock_garden/52062352