桃の節句の雛祭の今朝、雪が舞ってきた。場所は河原町五条を下った一筋目を西に入ったところである。
市比賣さんの「ひいなまつり(午後1時〜4時)」は、十二単の着付け実演に「ひと雛」が勢ぞろいすることで知られる。
大きなひな壇が用意され、 五人囃子の雅楽に合わせ、三人官女の舞も披露され、
そして、投扇興など平安貴族の優雅な遊びも紹介されるから、読み物だけでは満足できない方には打ってつけである。
朝に参詣した小生の興味は、境内に飾られる雛人形などの飾り物である。
本殿にお参りしようとすると、一転して曇天から晴れ間が現れ、舞っていた雪もたちどころに消えた。
辺りは明るくなり、まさに歳時日和に変わる。流石に、女人守護・厄除けの絵馬が数多く奉納されている。
さて、女人守護の名高い「市比賣神社」のお宝を拝見することに・・・・・
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雛人形・ひな祭り といえば→→ 雛人形のルーツと今昔変遷
市中にあり手狭な神社ではあるが、創建は、桓武天皇の御代延暦十四年(七九五年)に遡る歴史を持つ。
京都の左右両市場の守護神として、当時の左大臣藤原冬嗣公が両市社領内の堀川の西、七条の北(現在の西本願寺)に坊弐町をかこい、勅を奉じて勧請された社と伝わる。
天正十九年(一五九一年)豊臣秀吉の時代、現在の地に移転鎮座されたが、皇后祈願所として皇室ゆかりの由緒を持つ誉れある神社である。
このあと、「宝鏡寺 春の人形展」へと向かう。
宝鏡寺 といえば→→ コラム/ 雛人形にもお守りを