W杯フィーバー

みなさんこんにちは。FIFAW杯もアルゼンチンの優勝で終幕。日本代表の奮闘もあって大いに盛り上がった大会だったのでは。ところがここ数日僕はSNSなど書き込まずに大人しくしていた。その訳は、そう、発熱。。

思いだすのは20年前。2002年日韓W杯。全試合観るぞと大いに期待して臨んだ大会。ところが開催直後から喉に違和感が。町医者で風邪薬もらって飲んだけど症状はどんどん悪化、気付けば40度の発熱。鏡で自分の扁桃腺を覗いたら一面真っ白な粒々が。。何か食べようとしても喉に激痛が走ってうまく飲み込めない。柔らかい素麺たった一本も。

しばらく様子見ても全く快方に向かわず、流石に生命の危険を感じて緊急入院。医者によると「扁桃炎ですね。欧米ではキッス・ディシーズと呼ばれます。」とのこと。結局一週間点滴治療受けて、病床から日本代表戦など観たけど頭がフワフワしてよく覚えていない。笑。

仕事にも影響が出て、ケミストリーバンドの一員として味の素スタジアムでの日韓W杯記念コンサートに出演予定だったが、キャンセルせざるを得なかった。

よく思うのだが、ミュージシャンの仕事は替えが効かない。同じ楽器であってもデリケートに作り込んだアレンジ、セットリストをすぐに誰か他の人が演奏できるかというとそうではない。全くもって僕らは人一倍健康に気をつけないといけない業種だ。

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さて、そんなわけで今回も3位決定戦前に発熱。二晩寝込んでもう平熱に戻ったけど、決勝も夢うつつのまま終了。そして念の為受けたPCRは陽性。一週間の自宅療養になってしまった。あの時と同じだ。歴史は繰り返す。涙。

復帰は日曜日のleteのライブからの予定。しかし今回も各方面に迷惑かけてしまったなあ。本当にごめんなさい。日本列島は本格的に寒くなってきたのでみなさんも気をつけてください。北陸の大雪も心配だな。

ではまた元気になってからお会いしましょう!
 

Hello Again

みなさん、こんにちは。W杯サッカーの観戦も一休み。今日は先日終わったBONNIE PINKビルボードライブツアー「Hello Again」のレポートを書こう。

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コロナ禍以来3年ぶりとなるライブ。今回初期の頃の赤い髪を思い出すようなヘアスタイルで臨んだ彼女。気合が感じられたな。後ろはローディーのQ太郎。赤髪兄妹。

選曲も懐かしい代表曲でバランスよく構成されたけど、やはり初期の名曲「金魚」を久々に演奏することができて感動した。

普通なら録音ミスと思われるほど歪んだエレピの音で埋め尽くされるこの曲。当時スウェーデンのタンバリン・スタジオでどんな風に録音作業が行われたか想像でしかわからない。

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ギターは長年BONNIEバンドでメインで使用したジャズマスター。「金魚」では思いっきりファズで歪ませたりして。ギターは長く使えば使うほど固有の癖が掴めるもの。もう自分以上この一本をコントロールできる人はいないだろうな。当たり前か。笑。
 
お客さんとの距離も近い会場だったから、皆さんの反応、表情がよく感じ取れて楽しかった。でもアンプの音が直撃でちょっと聴きづらい日もあったかな。最終的には斜め上に仰って対策。

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Bad Bad Boysと呼ばれるメンバー、スタッフたちも本当に楽しい人ばかり。楽屋は常に笑い声が。懐かしいバンドの話したり、ビルボードの美味しいご飯食べたり、サッカーの話したりして、くつろいで過ごした。

やっと平常の風景が戻ってきたかなという気がして、本当に嬉しかったな。そして本編ラスト「エレジー」のような曲をさらりと書く才能を持つBONNIE PINK。みんな待っていたよ。

最後は名残惜しく別れたけど、来年に向けて良い一年の締めくくりだった。オリビア・ニュートン=ジョンの「フィジカル」も出来たしね!笑

ではまた。


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p.s.これはザ・カーズの「Hello Again」。関係ないけどー。

 

Get Back!!

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みなさんこんばんは。サッカーW杯2022。僕も睡眠を少し削って楽しんでいる。やっぱり面白い。いろんな人の人生が詰まっているもんねー。

さて、こちらは先日Superfly15周年記念ライブ「Get Back!!」を無事終えたので忘れぬうちにライブレポートを書こうと思う。

Superflyとしては実に3年ぶりの有観客ライブ。会場は最新設備の有明アリーナ。一夜限りの公演だけど生中継での放送もあって、とても華々しい舞台だ。

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最初にミーティングをしたのは9月半ば。代表曲を中心に最新曲まで、Superflyの歴史を振り返るようなセットリストを知らされた。キーワードはバック・トゥ・ベーシック。15年支えてくれたファンへの感謝を伝えるようなライブにしたいと。

スタッフ皆で演出のアイデアを色々話したけど、オリジナル曲のアレンジを大切にしながらも、大胆なライブアレンジが必要な場面が何箇所かあることがわかった。アリーナでは巨大な空間を満たす音楽が必要となる。

その後10月に入ってから一人で脳内妄想。自宅でアレンジ・プリプロ作業をして、デモを作っては聴いてもらい、また修正という作業を何回も繰り返した。

実際にリハーサルに入ったのは11月。総勢21名のスペシャリストたち。演奏はもちろん、喋りも最高に楽しいメンバー。彼らが奏でる音で曲がどんどん膨れ上がる。そこにブランクを全く感じさせない志帆ちゃんの歌声が乗る。ギター弾きながらその様子にドキドキ。なんて素晴らしいんだろ。もうこの時点で楽しさしか残っていなかった。笑。

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本番前日は現地で最終リハ・通称ゲネプロを行った。巨大な円形ステージ、左右に伸びた長い花道、巨大なスクリーン、頭上の煌びやかな電飾。それらを見て出演者全員が武者震いしたことだろう。

実際に音を出すと想像を超える残響音で巨大なハウリングが起こることもあった。そこは音響スタッフの的確なアドバイスで、メンバーそれぞれが徐々に音場に慣れていく。

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そしてようやく迎えた本番当日。夢のような時間はあっという間に過ぎていった。 最終チェックを終え、美味しいご飯をちょっと食べて、バカな話して、全員お洒落な衣装に着替えて、ワッショイして。。気がつけば満員の観客がいる最高のステージで、最高の演奏とパフォーマンス。最後は「15年間曲を作り続けた。出会いと別れがあった。」と志帆ちゃんが締め括った。

終演後、夢のステージはすぐに解体され、撤去作業に。メンバーも別れを惜しみながら一人ずつ帰っていく。「こいつら本当に最高だったなー」と、一人ニヤニヤしながら帰路に着いた。

またすぐみんなに会いたい。そんな思いの1日だったよ。ありがとう!

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追記:帰り際、関係者に志帆ちゃん手書きのカードが配られた。ファンの皆さんにも沁みる文章じゃないかな。こっそりと公開しておこう。

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プロフィール

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八橋義幸
ギター / プロデュース / 編曲 / 作曲 / エンジニア

富山県生まれ。2008年、The Uranusを結成。これまで7枚のアルバムを発表。一方で真城めぐみとのYoshiyuki & Megumiや、ソロでの活動も精力的に行っている。

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