2018年02月12日

悲しみに向き合う


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ようこそおたずねくださいました。

おおきに

あなた様はお元気ですか?



今日も全国的に雪の影響が出ています。
東京へ移動のため、京都駅に着くと
乗車予定の新幹線が20分の遅れの
知らせが、、、
流行り早めの出発に限りますね。




さて、
作家の石牟礼道子 さんが10日
お浄土へ還られました。


書籍「苦海浄土」では、水俣病の問題を発する
ことで、近代社会の矛盾を世に問いかけて
くださいました。


私たち大谷派僧侶も、
石牟礼さんの
講演、書籍で命の
言葉に
出会わせていただきました。
 


石牟礼さんは、私たちの村には
悶え加勢」
があるのですよとお教えくださいました。


水俣の村の家で悲しい出来事があると、
村人が何とか力になれないかと
その家に行くそうです。


しかし、駆けつけたものの、気の利いた
なぐさめの言葉が見つからない。


どうしていいのか悶えるわけです。


結局何もできずに項垂れて帰ることに
なってしまう。


数年経ったとき、その家の方が
「あの時は悶え加勢をしていただいて
大変心強かったと」とおっしゃったそうです。


悲しみを受け止めることも
できない人に、気の利いた言葉は
響きません。


かけつけた方も、相手のことを思っての
ことだからこそ
ただ共に悶える事しかできない。


それは、
悲しみを知ったもの同士だからです。




 
  石牟礼さんも悶え苦しむ経験を
通じて、私たちに「共に生きる世界」を
教えてくださいました。


どうか、自分1人で生きるのではない。
皆、共に生きているのです。
助け合って生きているのです。



だからこそ、
お念仏申せずにはおれない。




あなた様にとって
今日もぼちぼちと
おきばりやす。





















 



rococo8787 at 08:54