8月4日。金曜日。

朝からテンソル。双対基底についてひどい勘違いをしていたので根本から新しい考え方にシフトしました。テンソルの定義を調べてみると物理方面からのアプローチと数学方面からのアプローチがあって、正直全然違うように見えるのですが実は同じらしいです。まだまだ修行が足らん…

17時くらいに一段落してある程度理解したかなという感触を得たので弓を引きに駒場へ。
ちょっと気になっていたアプリを試してみました。
その名も「今日の矢所」。矢所というのは引いた矢が的のどこに刺さったかを指します。4本ごとに矢がどこに飛んでいったか記録すると、その日の的中率や集まりやすい矢所を示してくれるという優れものです。唯一の欠点は弓を引いている最中にはスマホをいじりにくいこと。
今日の結果は下の通りでした。
2017_8_4

同期によると前上と後下に外すのは弓を持つほうの腕の力の入れ方に問題があるとのこと。精進します。
楽しかったからまた使おう。


8月5日。土曜日。

午前は割とぐだってました。テンソルテンソル。
一般相対論は(理解は死ぬほど浅いのですが)冬に一通りやっていて、テンソルの数学的取り扱いだけ復習したいと思って読んでいた薄い本なので後ちょっとで読み終わりそうです。

午後は近所で見つけた弓道場に行ってみたのですが…色々勝手が違って困惑。
大学弓道はそれぞれの大学ごとに体配(礼儀作法みたいなもの)が違い、東大も決まった体配を持っています。公の道場では一般的な審査体配と呼ばれるものをしなければいけないのですが、何しろいつもと全然違うので射のリズムが狂う!!
あと執り矢(2射目に引く矢を右手に持ちながら1射目の矢を引くこと)をすることがほとんど無かったのでめちゃくちゃ大変。
それでも半分くらいは当てたのですが、道場自体も狭いし何だかなあという感じです。もし今の弓術部を辞めたらここでやっていけるのかと言われるとあんまり自信がない…。
今後の身の振り方を考えた一日でした。

8月6日。日曜日。

夏休みに物理の勉強会をしよう、と話していた友達から昨日連絡があり、急遽今日勉強会をやることになりました。テーマは解析力学と簡単なテンソル。
解析力学は多少やっていたので教えられるかなと思っていたら、口で説明するのが意外と難しくて一緒に色々考えたりしていました。教科書の説明が雑なところもあって論理の順番から考えられたのはよい経験になったと思います。
テンソルについては皆の勉強した定義が違うアプローチからで、その場でそれぞれの定義が一致していることを示すことができなかったので流れ解散に。いや難しいって…。

渋谷のヒカリエ7階の卓球台の机でやっていたのですが、途中色々話を挟んだとはいえ5時間強も物理の話ができたのは良かったです。面白かった(´∀`)


就職の話が出て、自分の考えが甘いのじゃないかなという懸念を再認識した。学部を出て修士に入り、博士をとって研究したいと思っていた。それが僕の目指すところなら、妥協しなきゃいけなくなるぎりぎりまではその第一志望を目指すべきだと思っていた。根本として、僕は自分がやりたいことを職として生きていきたい。お金のかかる趣味は持っていないし、多分だけどそんなにお金がなくても日々の生活に満足していれば幸せにすごせるだろう。薄給でもやりたいことを職に出来れば楽しいに違いない。それが僕の原動力だった。
それが間違っているとは言わないし、今もその考えは変わっていない。でもいずれは社会にでる身。就職という選択肢は今の時点で切るには大きすぎる。アカデミックな道に残れるだけの能力が無かった時には就職せざるを得なくなるし、今の時点で優秀な能力を持っているにもかかわらず「アカデミックには自分は残れない」と言って道を模索している人を僕は何人も見ている。

僕はそれだけの能力を持っているのだろうか。それをいつまでに見定めなければいけないのだろうか。
仮に就職せざるを得なくなった時、僕はそれに耐えられるだろうか。今と同じように物理の世界と触れ合うことが出来なくなり、物理以外の部分に満足を見出すことができるのだろうか。

友達は言っていた。修士まで行ってから就職するのに、そこまでで得た知識や経験と全く関係しない分野になってしまうのなら修士に行く必然性は皆無だと。僕も全く同意見だが、そこまでで得た知識経験を100%生かしたいとなったらアカデミック以外に道はあるのだろうか。その道を自分の能力不足が原因で進めないというのなら、それは悲しいことなのだろう。

自分が進みたいなら、その道に見合う能力を身につけないといけないと感じた話。