2007年12月12日 11:46

成年後見制度

ご無沙汰してます。久しぶりの更新です。

さて、今日は成年後見人について、
後見人制度とは、本人の判断能力が不十分なために、財産管理ができず、侵害をうけたり、人としての尊厳が損なわれることがないように、法律面や生活面で支援する制度です。
すなわち、成年後見人の主な仕事は、老人保健施設の契約や預金通帳の管理、虐待等がある場合は保護したりと本人の利益のため活動します。

私は、現在成年後見人を引き受けており、入出金の管理、デイサービス・医師・行政との連携を通じて業務をしています。
しかし、成年後見人制度が始まってまだ数年しか経過しておりません。そのため、まだまだ認知されていなく、たびたび後見人の私の存在を認めてもらえない場合があります。

昨日、ある会社に、被後見人が加入している契約内容について確認をしたところ、成年後見であることを伝えたら成年後見制度の届出をしてもらわないと答えられないといいます。
ここまでは、企業として個人情報漏洩を防止する観点から賛成できますが、必要書類として、私の印鑑証明まで求めてきました。
印鑑証明は、後見人の証明でもなく、私個人の業務に関係のない証明書です。
成年後見人に就任すると裁判所から審判書と法務局で発行される後見の登記され、それが発行することができます。
それら官庁が発行しているので、一般的には、それを提出すれば印鑑証明などの書類は必要ないかと思います。他の会社もそれで納得してもらっています。

しかし、印鑑証明をもらわないと答えれないとの回答。
また、仮に親族の方だったらそれら書類なくても契約内容をお話できるので、親族を通して聞いてもらうのがいいとのこと。

それを聞いてバトル勃発。
後見人は代理人でもなく、本人の意思を代わりに行なっている者です。それが理解できればこのような手続きを踏む必要はないかと思います。
結局、話し合いは上司に相談するとのことで、終わってしまいました。

後見制度は、まだ歴史は浅く社会の認知度と身近な存在ではないと思いますが、これんからますます高齢化社会になって、社会の身近な制度となってもらいたいです。






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