2019年11月07日
おセイさんの夢見小説
この中の田辺聖子との対談では、おセイさんが「夢見小説」と自らが呼ぶ小説を書き始めた動機や心意気が語られていて、とても興味深かったです。
『感傷旅行』で芥川賞を取った後、純文学を書かなくなったので、当時の文壇では一段低く見られていたこと。
「だったら面白いの書いてこっち向かしたる」って思っていたことなどなど。
おセイさんの小説は、どれも、肉と肉がぶつかり合うといったような直接的な恋の話ではなく、真面目に恋に苦悩してゴチャゴチャするなんて話でもなく、物語も大阪弁でほんわかするすると書かれている。
けれどそんな中に突然、ちょこっと官能的な息づかいが感じられる場面が出てきてどきっとし、それがなかなかにヨロシといった塩梅。
おセイさんが「心惹かれる男がこの世に存在するという嬉しさ」と書いていますが、わかります、その感じ。
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今日は整形外科の受診日。
2時間待ちで、診察は「首を曲げてみて。立って手を床に着けて。転ばないように気を付けてくださいね。はい、お終い」と、ものの2分ほどで終了。
待ち時間には音楽を聴きながら読書。
久しぶりに聴いた ipod shuffle の曲は、一時期、死ぬほど繰り返し聴いた想いのこもったものばかり。
これでなんとか2時間我慢できたけど、そうじゃなかったら「予約アプリ使えや!」って怒鳴りこんだかも。
2019年11月06日
何がおもしろいのか、ガチャガチャのダンゴムシ
それが証拠に、つい1か月前まで、フェイスブックにほとんど毎日投稿していた。
なのにぱったりやめてしまった。
自分でもわからない気持ちの変化。
それでも世界にはいつもの通り、良きことも悪しきことも起きながら回っている。
当たり前だけれど。
昨日、久しぶりに高校の同期生と新宿で待ち合わせしてランチ。
故郷米沢で貴重な青春を共有した彼女たちは、とてもいい人たちだけれど、かなり浮世離れしている人がいて微笑ましい。
一番盛り上がるのが健康状態に関することってのが笑える。
その内の一人からガチャガチャでとった『ダンゴムシ』を貰う。
補充をしていたお兄さん。
「凄い売れ行きですぐなくなります。なにが面白いのかわかんないㇲけど」って笑ってた。
久しぶりで調子の出ないこんな投稿。
誰にも読まれず広大なネットの空間を永久に彷徨うのだろう。
2019年02月27日
首は一つなのに...
老婆も足手まといにならず(勝手な自己評価)、相方のFちゃんと共に順調にやり終えました。
時間だけは十分ある私は、明後日にもう一度駆り出されます。
陽射しこそなかったけれど今日も暖かい日。
そろそろ冬物を始末する頃合いかな。
クローゼットには、いつの間にか溜まってしまった巻物が...。
私、小物好きでついつい集めてしまいます。
勿論、高価なものはなくて、全部集めてもエルメス数枚分にもならないでしょう。エルメス好きじゃないし、貧相な私には似合わないから欲しくないけど。
娘が見たら、いつものように軽蔑の目ざしで「首は1本しかないのに、バカじゃないの!」というに違いありません。
私もそう思っています。
始末できるのが今年だといいけど、自信なし。
2019年02月17日
再会...じゃなくて、再開?
先日、10年もの間健気に働いてくれたノートパソコンが<壊れて>しまいました。
あ、違った。
<壊して>しまいましたと、ここは他動詞で書くべきですね。
砂糖入りのコーヒーをこぼしてしまい瞬殺したのは私。
今度はデスクトップ。
齢80ともなりますと、パソコン持参で外出するなんてことはあり得ないですから。
F社に修理の相談をした際に「修理はできません。よろしければ当社で見積もりをさせていただきますので、量販店と比較なさってください」といわれ、その場で老婆の遊び専用に、ミニマムにカスタマイズしてもらいました。
ええ、使い勝手はいいですよ。
win7にはない機能もありますし、ディスプレイもでかい。
難を言えばキーボードの手ごたえが軽やかすぎて使いづらいってことですかね。
最近は徒然なるままに心にうつり行く由なしごとを書いた過去記事を読んだり読まなかったりしています。
以下は、最近、フェイスブックにアップした私の日常のとある一日です。
2019年2月17日
日差しが弱くて強い風の中、隣の市の図書館に車をとめて置いて4,997歩歩いて、1時から4時までの日本語講師のためのレベルアップ講座なるものに向かう。
レベルアップというからには、一定のレベルに達している講師のための講座の筈なのに、レベルもへったくれもないのに、紹介されるまま臆面もなく出席させていただいた古谷。
レベルが高すぎてついていけないかと思いきや、そんなこともなく、もやもやしていたことがすっきりまとめられた講義はとてもわかりやすく、有意義な3時間だった。
さすが筑波大で博士号を取得した講師だけのことはあったかな。
来週が楽しみ。
あ、先日から、私も自主学習(?)してますのよ。
蝸牛の歩みですけど。
おバカなりに久しぶりに、学ぶのはちょっと快感かも。
2016年03月04日
孫娘との会話 バージン喪失?
2016年03月01日
金襴緞子のネズミの褥
女の子の健やかな成長を願う桃の節句が近い。
近年、我が家でお雛さまを飾ることはなくなったけど。
以下はそのお雛さまにまつわる、雅な...とは言い難い話です。
現在住んでいる家に引っ越したのが14年前で、それまで空き部屋に
収納していた雛人形を物置に収納した。
その年の暮れのこと。
物置の整理をしていた愚息が「ン!? お雛様の箱に穴が開いてる」って。
急いで開けましたら...
そこには、体調5~6cm程の親ネズミと、更に小さい3cmぐらいの
赤ちゃんネズミが6〜7匹。
男雛と女雛の金襴の衣装を細かく裂いて作った豪華な巣の中で、親ネズミは
パニクってキーキー鳴き、子ネズミはウジャウジャうごめいていました。
3人官女や5人囃子の箱は無事でしたけど、男雛と女雛の衣装や花の
顔(かんばせ)はひどい有様。
その頃、私のHPは「文章だけで勝負!」って感じだったので、証拠写真が
ないのが返す返すも残念。
おもちゃのように小さいネズミでした。
4歳だった<孫その2>は「かわいい!!」って。
「ネズミは、その後どうなったのか」ですか?
かわいいから大事に育て...る訳なくて、かといって逃がしてやる訳にもいかず水葬。
なまんだぶ、なまんだぶ。
その後、yomeちゃまの実家で、再度、揃えてくださったお雛さまは
チュウ害(!?)の及ばない場所にしまってあります。
私にとって桃の季節は、<成金の寝室のような金襴緞子の褥(しとね)の中で
蠢(うごめ)いていた小さな小さなネズミ>の姿が思い浮かぶ時節でもあるのです。
2016年02月19日
2016年02月18日
視野検査の件
先日、勘違いで眼科へ行ってすごすご退散したことがあって。
今日はそのリベンジ。
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緑内障の視野検査って、ただ座ってチラチラする小さい点を追いかけるだけですけど疲れるんです。
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今日も、タフな院長の睦子センセに診ていただきました。
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経歴からみても、そんなにお若い筈はないんですけど、つるつるの童顔。
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かつて白内障手術をした際、看護士さんが「明るいところで見ると年相応よ」なんて、親愛の情をこめて言ってらしたっけ。
そういえば眼科の診察室っていつも暗いです。
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あの頃からずっと気になってた睦子センセの年齢。
今日やっとわかりました、<学位記>に書いてありましたから。
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やっぱり実年齢(55歳)よりお若いです。
因みに、博士の学位は38歳の時に取られたようです。
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視野検査の結果ですか?
変わりなし。
なので今後は年一回でいいとのことでした。
やれやれです。