生成的な行程

流れの向きはいつも決まってはいない

タグ:居酒屋

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調べてみたら1年半ぶりだった。
コロナ禍で地元パトロールの使命感(笑)も入っている。
心のふるさとは、ひろの佇まい、空気感に合っている。
昭和があるんだよなあ。

残念なのは、隣のひもの屋が閉店したこと。
公園坂の方に海鮮の店を始めたらしいと聞いた。
そのうち、確認しに行かないと。

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昨年まで30年ほど続いていた「約束の地」、中華の玻阿瑠(ぱある)は惜しくも閉店のため、今年(から?)は、自分含め一部ではすでに馴染みがある居酒屋ひろ へ。
個人的には皆、満を持しての人生後半戦に、得も言われぬ趣を持つ「ひろ」は恰好の舞台と感じてます。

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寄せ鍋、湯豆腐、2種類の鍋が用意されていた。

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相変わらず、気持ち優先のてんこ盛りは、一時、具材を近くに避難させないと続行できません。
すばらしい。。

今やこの会がないと年が始まった気持ちになれない存在になっている。
どこまで続くかな。
ひろと我々、どちらかが倒れるまで??

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今年は例年どおり、男女、20名ほど集まった。

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前々回くらいに気がついたのだけど、
しめさばが絶品ですね、ここは。

ここの料理はボリュームがあるのがお気に入りなのと、
「家庭料理モノ」がなんともズバリ「家庭的」でいい。
その筆頭は川えびの唐揚げ。
こんな衣は、他ではないでしょう!
意外とカリカリしている。

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地元の仲間と。
ひさしぶりの日本酒で。
まだ体にちょっと残っている感じ。



鴻上さんも指摘している通り、
自画自賛、夜郎自大的な動きを誘発する可能性があることを警戒しつつも、
このテーマは、やはり、色々発見があって面白い。

飲兵衛の私からすると、居酒屋がランキングに入っている(11位)というのは嬉しかった。
そこに何らかの日本伝統的な文化を感じるのかな?と思ったら、
一番の理由は、どうやらサービスの提供スタイルにあるとのこと。
食事をするところと飲むところが店として分かれていない。
五月雨式に注文ができ、食事をしながらお酒が飲める、しかもメニューが豊富。
というのが、クールと感じていただけているところだそうです。
まさに居酒屋の居は居心地なんですねえ。

色々見ていると、日本は比較的、文化の多様性があるのかな、と感じました。
外国では一神教のところが多く、気づかないところで見えない「しばり」を持っていたりする。

富士山などの山岳信仰や桜や紅葉など自然を愛でる習慣、
ハイテク関連だと、最近流行りの人間型ロボットは外国からは発想が出にくいようです。

食文化では日本独自のナポリタンがあったり、オムライスがあったり。
また、市販のカレールーは、発明自体がすばらしいが、その種類の多さにも感心するらしい。

印象深かったのは、ハワイのアロハシャツの話。
あの柄が実は、日本の着物から来ている、という説もあるようです。
それが真相なら理想的な文化交流の産物と思います。

話はクールなことだけでなく、比較文化論にも及びます。

外国の人たちが理解しにくい点として日本が持つ「ムラ社会」の話。
これは先ほどとは逆に、日本人が持つ「しばり」といえそうです。
鴻上さん流には、「世間」というワードになる。
社会と個人という関係の間に日本だと「世間」という世界が存在する。
これが定年の考え方だったり、入社式という儀式だったり、友達の作り方の違いに
反映してきたりする。
なるほどなあ、と思った次第。

さて、冒頭のとおり、「クール・ジャパン」は発信の仕方が難しいけれども、
実は、関係するコンテンツの著作権使用料は国際収支でマイナス5800億円(2012年)なのだそうです。
マンガやアニメの発信力を思うと意外なのだけど、トータルではまだまだな状況なんですね。
この種は人の感じ方や精神性に関することなので、トップダウン式の官主導ではチグハグになりがち。
官は、側面的に、いかに民間をうまく主導できるか、というのがポイントなのでしょう。
鴻上さんは、「判断」することでなく、「場」の提供ということを強調しています。

2020年のオリンピック以降も観光立国など日本がいい形で進んでいくためには、
今から色々な準備を進めていかなければならないなかで重要なテーマの一つ。

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先日Skypeで飲み会をやった仲間とリアルで。
自由が丘の「金田」を目指したのだけど、土曜の夜6:30は満席でした。
この辺、日々変わる街の様相におじさんは戸惑うばかりなのですが、
ピカピカ眩しい看板がひしめいているなかでも、
注意していると、数軒いぶし銀の光を出している店もある。

そんな一軒。

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昭和の雰囲気出てます。
肴の取り揃えも味もいい。
3000円いかなかったかな(酔ってしまい記憶が・・)。

居酒屋の居には居場所を楽しむという意味がある。
(太田和彦さんのことばより)

これですね、バーチャルとの違いは。

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昨日、センパイといった店。
サンロード蒲田のアーケードの中にある。

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五島列島のごん鯖、さつま揚げ、皿うどん・・・
美味い。
どれも、(本場で食べたことないけど)本物感を味わえた気がした。
今までのイメージを越えてます。

店員さんも長崎出身で、観光大使のよう。
長崎の醤油です、ソースです、といろいろ世話を焼いてくれた。

蒲田の店開拓フェーズ2。
先日の「香港厨房」に続き、ここも定番候補店。

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「もとすみ」のエリアには、昔から地元の人たちの活気を感じてました。
何かある。Something.

吸引力に従って、駅からほど近い居酒屋「瓢箪」へ。
店構えがすでに「何か」を醸し出しています。
有線の演歌が音量低めで通りにも流れていて、独特な空気感が漂っている。
ここにも「昭和の居酒屋」発見!

店はカウンターを挟んで、元気のいい初老のオヤジさんが板場に立ち、包丁を握ってました。
常連さんたちと会話が弾んでいる。
メニューは壁にたくさん貼ってあって、値段も手ごろ。
色々な種類の「なめろう」が目につきました。
アジ、サンマ、ハマチ・・・

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「アジのなめろう」(350円)をいただく。
うまい!
酒飲みの肴にはぴったりですね。
刺身より100円安いけど、手をかけている分、こっちの方が高くてもいいんじゃないか、
なんて思いながら。


今回はさっと引き上げたけど、開拓余地は大きそう。

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人づてに聞いていた評判の「さしみや五坪」に行く。
1階が立ち飲みで2階が座れる居酒屋。カウンターと座敷。名前の通り少々狭い。
自分の中では、これで蒲田・居酒屋探訪の開拓時期は終え、今後、巡航速度に入るための、締めのつもりの店。

強烈でした。

何が強烈かというと、大将のキャラ。
後から入ってきた常連と思われる客にガンガン悪態をつきます。
開口一番、
「オメェに飲ませる酒なんかねぇーよ!」
 「このぼったくり屋め!」
「あったりめぇーじゃねぇーか、ぼったくってっから商売できるんじゃーねぇーかあ」
 「いいから酒ちょうだい」
「うるせぇ、オメェに飲ませる酒は、ねぇーってんだろ!!」
という会話を経て、常連客はオカミさんから給仕してもらって飲み始めています。
(後のち、客も客だなというのが分かってきましたが)
大将は一方、従業員に対しても「バーカ」を連発しながら、料理の指導をしていた。

途中から自分が言われているじゃないかという気分になってきて、段々飲みづらくなってきます。

次にきた訪店2度目という客には、今度はさすがに紳士的な応対を始めます。
これでちょっとほっとしましたが、相変わらず大将のべらんめぇ調は変わりません。
オレは怖くて全く会話には入らなかったけれど、この方との会話から蒲田の飲み事情が伝わってきました。

蒲田の居酒屋サバイバルはすごいらしい、半年で消えていく店はざらとのこと。
それくらい蒲田の客の目は厳しいようです。
お通しを作る(とる)ことにも相当な覚悟が要るとのこと。
元々、蒲田はこの辺の京浜地区のワーカーが集まるターミナルで、価格に対するシビアな目はそういうところからも来ているらしい。
要するにコンテンツ(中身)重視で装飾不要。
シロクロはっきりさせる土地柄なんでしょうね。

今回はいきなり舞台裏である本丸の2階に入ってしまったけど、1階の立ち飲みじゃないとこの店の神髄は分からないのだろうな、と感じた次第。いただいた刺身は、悪くはなかったけど、びっくりするほどじゃなかった。。。

余談

煙草を吸う大将の会話から彼の「禁煙」に関する見識(美学?)も伝わってきた。
「止めるって宣言しちゃいけないんすよ、休んでいる、っていうのが、やり方ですね」
「休んでいるのを繰り返し、気が付いたら止めていた、ってーのが理想ですね」
そんなことできるのかなって思うけど、ちょっと気になったので記録しておこう。

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蒲田 居酒屋探訪も 持ち駒が増え、使い分けができるようになってきた、うっしっし。

ここは料理のクオリティが高い。
オヤジさんと息子(?)の腕がいいんですよね。

早速、刺し盛(中)、馬刺し、バイ貝・・・とオーダーしていく。
瓶ビールから熱燗へ、センパイと。

相変わらず、言いたいことを言いたい放題。
テーマは、京都・奈良 対決、関西・関東 対決、文学談義・・・
今日はいつもより会社の話題が多かったかもしれない。
そういう時期なのでもあります。

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溢れんばかりの野菜炒め。
そうだ、ここは、料理のボリュームがすごいんだった。

炉端のような店内。
時間が遡っていくような感覚。
お店の人もよく気がついてくれる。
夫婦、娘2人?の家族でやっている。
くつろげます。

焼酎いいちこのボトルを入れた。
梅干し入れて、お湯割りで。

生誕半世紀を迎える地元の仲間と。

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