子供の絵画教室で大切なことは創意工夫する愉しみを体験すること
水彩絵の具の技法【タンポ】

どのような用途に使うのかを工夫する気持ち

絵の具を使うといっても、いろいろな塗り方や技法がありますよ。子供のうちから想像力を働かせるには、言われたように唯々キレイに描くのではなくって、創意工夫する機会を作ることで、道具を通して、いろいろなことができる可能性を体験していくことですね。

tanpo

わ~・・みんな優しい絵をかいてくれました。自然があったり、今年は雪が降ったから、屋根に降り積もりましたね~。なんと、綿菓子の質感に発展してもらった子供もいました。みんな創造をどんどんとしてきました。今回は新しい絵の具の使い方だったので、絵画が苦手だという子も、どんどんと描いていきました。苦手意識って、実は創意工夫する余地があることで、消えてしまうものなんだな~(*'▽')


●タンポという技法 ;水彩絵の具の塗り方・技法

水彩絵の具をどこにでもあるタオルに適量を付けます。そして、紙の上に軽く叩くように叩くようにパッティングすると現れる不思議な模様。

タオルのテクスチャ(質感)が色と共に残ります。

これをタンポ技法と呼び、水彩絵の具を使った描き方・塗り方のひとつです。

今回の子供絵画教室では、特にお題は無しで、タンポ技法という塗り方と、白を使うということを伝えた上で、何を描くかは子供たち自身に決めてもらいましたよ。
  • タンポという塗り方
  • 水彩絵の具の白

**大事なのは、これをどのような用途に使うのか?**

タンポ技法で雪を表現したり、綿菓子を表現したり、山や屋根に降り積もる雪になりました。



●タンポ技法の注意点 ;水彩絵の具の塗り方・技法

タオルのテクスチャ(質感)が出るように絵の具を付ける量に気を使う、配慮が必要ですね。

水彩絵の具を付け過ぎると、スタンプのようになってしまいます。逆に少なすぎると、色が出ないので、適切な量ってどのくらいなんだろう?と考える子供も出てきました。

また、タンポの塗り方では、ポンっと叩くようにパッティングするコツも大切です。ついつい、色を出そうと、擦ってしまうと、また違う表現になってしまいますね。

単なる水彩絵の具の一つの技法に過ぎないのですが、そんな技法の中にも、たくさんの技術的要素が詰まっていて、絵をかいている子供の頭の中では、いろいろなことを考えて創造力を働かせないと、自由自在に使いこなすことができません。

上手く描ける子も、まだまだ思うように描けない子も、ポンポン行動が面白くって、創意工夫するのが楽しくなります。

タンポ技法では、ふつうの水彩画の筆では描けない模様が出きるので、みんなが楽しがって絵を描くことができました。

ちなみに、このタンポ技法・・、今回はタオルに付けましたが、ガーゼに付けたりする技法は実際に、プロのマンガ家さんも原稿を描く時に、活用されてます。

できれば麻の固いガーゼなどで、細かく描いていくんですね。