フリップを描きませんか?とTV局の人から言われているんですが・・。
フリップって知ってる?

肖像画じゃない、マンガのような似顔絵のことです。

テレビ(TV)なんかで芸能人さんのお話があるときに、妄想イラストのような似顔絵が出てくる、アレですね。厳密には、フリップのマンガ的な似顔絵!内容をわかりやすくするためのマンガのような似顔絵のことです。

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フリップは関西系のTVに多い気も・・。例えば昔だったら、タ○ジンの番組のパネルで毎回使われていたり、ちちん○いぷいでもアナウンサーがなぞりながら、読んだりしている。マンガ的な似顔絵のフリップがあることで、多くのニュアンスを伝えることができるので、これはイラストマンガとしては、とても重要な代物ですね。

●マンガ家の似顔絵? ;フリップの描き方

肖像画や、カトゥーンの似顔絵と違い、テレビ番組などで求められるものは、とてもマンガ的な似顔絵を求められます。理由は、マンガ世代が見た時に、違和感なく、わかりやすいため・・、と、思われます。

似顔絵フリップの描き方で大切な点は、たった1枚の絵で表情などで表現する技術!が大切です。


●フリップ受注のポイント ;フリップの描き方

フリップを描きませんか?とテレビ番組関係の人に声をかけられたら、ぜひ挑戦するのは良いことです。フリップの仕事に挑戦することで、納期や仕事のやり取り、上下関係の厳しさ?なんかも経験できるので、やって損はないと思います。ま~死ぬわけではないのでGOGO~

でも、マンガ的な似顔絵のフリップを描く時に求められる最大のスキルがあります。

それは・・

キャラを描く時に、自分のカラーを消さなくてはならない点です。
キャラを変えて描くとはどういうことかと言うと・・テレビ局の番組スタッフの担当者は以下のように言って、修正を要求してきます。

「申し訳ないけど、もっとこうしてこうして、ココを改造して!」

結果として・・、自分カラーのキャラがなくなってしまうのです。ようは・・難しい。
描き慣れているキャラの、カラーやテイストを変えることができるかどうか、の能力が問われるのです。

但し、これを乗り越えると、画力UPは相当なものになることでしょう。


==商用、ビジネスの理解も大事か!!

マンガを描く2つのスタンス、いつかは考えることなので覚えておこう。

1.描きたいものを描く。
2.相手の要求に合わせて描く。

以下のように訳します。

1.描きたいものを描く。=芸術
2.相手の要求に合わせて描く。=商用(ビジネス)

もし、プロのマンガ家として、描くことで食べていく場合には、自分はどちらで行くのか?ということも考えていくと、見えてくる物事が変わってくることでしょう。

1の場合は、自分の訴えたい事、伝えたい事、衝動なんかを大事にしながら、表現するのは、まさに芸術の醍醐味です。メリットとしては、やりたい事が思う存分にできて、遣り甲斐がある事。でも反面、、相手は関係がないので、お金にはなりにくい。

2の場合は、マンガ的な似顔絵のフリップだとTV番組のスタッフの要求に沿って、連載漫画家なら、対象とする人々の求める物を描くことです。メリットとしては、やればやるほど、対象とするお客様のファンが増えて、収入源にもなります。でも反面、本当に表現したい事・・は、後回しということになる。


今回のマンガ的な似顔絵のフリップは、1のお話でした。


画力UPをお考えの方は、ぜひぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?


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