日本の森を救う「植えない森=地球が再生する森」のすすめ

国立公園、国定公園での森林整備を禁止
沢周辺、急斜面での森林整備(林業)を控えることで、日本の生物多様性が守られ、土砂災害を90%減災できます。
自然破壊法となっている「森林法」を抜本的に改正しましょう。

流木災害対策はスギ皆伐 台風・大雨で増える流木災害 報道ステーション 

平野虎丸です。ご訪問ありがとうございます。

昨日、テレビ朝日の報道ステーションで「流木が街を襲う」というニュースが取り上げられたようですが、近年の土砂災害の90%は流木災害です。
しかも、挿し木植林されたスギが30年以上経たものです。
いつも書いているように、若いスギは挿し木でも大きな土石流木災害にはなりません。
ニュースでは「根の浅いスギ」と書いてありましたが、スギの木の根が浅いのではなく、挿し木だから浅いのです。
広葉樹でも挿し木の根は浅くなります。
理解できない方は自分で試してみてください。
「どんぐり」などを埋めて発芽させるものとセンリョウなど、挿し木で発根しやすいものを較べればよくわかるでしょう。
実生はどんなものでも簡単ですが、挿し木が難しい木もありますから、挿し木に適した木を選ぶことも重要です。
スギはヒノキは挿すだけで枝がよく出るので、林業に利用されているのです。
挿し木の根は、根の代替品のようなものでそもそも枝ですから、急斜面の植林には不適切です。枝は天を目指し、根は地下深くを目指します。地下水を取り入れるためです。
枝と根はそもそも役割が違うものです。
急斜面は風雨に対して厳しすぎる環境ゆえに、そこで生きていけるものだけが生き残っているのですが、それを皆伐して浅い根しかないスギの挿し木を植林し、山じゅうに林道をつくるために大雨に弱くなっています。林道を流れる大雨は植林地に流れ込み、植林地を崩落させるのです。
スギが成長すれば間伐をするために林道を増やすので余計に山は道だらけとなり、土砂災害が起きやすくなっています。
林業する山は林道と搬出道が網の目のように張り巡らされるので、大雨は道を通ってすぐに下流の町へやってきます。

ニュース記事におれば、九州大学の小松利光名誉教授が、
「森林の保水力が落ちてきている。だから木が早く流出する」と指摘されているということですが、そもそもスギ植林地は森林ではありません。
法律で「森林」と決めているだけですが、それが国民を惑わしています。

本物の森林であれば、実生の直根が複雑に絡み合い、大雨のたびに大量の雨水が山から流出することはないでしょう。
本物の森林であれば、保水力もあります。自分でその場所に定着し、数十年、数百年と木はその場所で生きていくのですから。
林業をしていない山には林道もありません。せいぜい小さな獣道や人が歩く遊歩道程度です。大雨による洪水を起こす可能性も低くなります。

スギ植林による林業地を「森林」と呼ぶ大学教授の皆さんが国民を混乱させ、いつまで経っても流木災害がなくなりません。
挿し木林業に適さない急斜面、沢沿い、奥山での植林を止めることで将来の流木災害を防ぐことが出来ます。
来年の流木災害を未然に防ぐためには、今から急斜面のスギを皆伐することが肝心です。
スギを皆採すると余計に土砂崩れが起こるのではないかと心配される方もあるかもしれませんが、心配無用です。
私たちの菊池のトラスト地が証明しています。
根っこだけでは大きな土砂崩れにはなりません。
大雨が降っても、根っこは流されずに残ります。
例え土砂崩れに根っこが巻き込まれることがあっても流木にはならないので安心です。
根っこが家に突き刺さったり、家の中に入り込んで家を壊すこともありません。

日本政府にはこのことを陳情していますが、政府はすぐには動かないので、地元の皆さんが自分たちの命や家、故郷を守るために、自分たちでスギ皆伐することをお奨めします。
杉山は自分の山ではないので勝手に伐採することはできませんが、半ば国の強制でスギ植林が行われているのですから、スギ皆伐も、国の強制で皆伐できるはずです。

国がお金を出して奨励しなければ、国民は自らスギ植林などしなかったはずです。
1、将来お金になります
2、苗木代は補助します(水源涵養保安林では全額補助)
3、森林組合が植林してあげます
4、山主は何もしなくていい
そういう触れ込みで日本全国津々浦々に挿し木のスギが植林され、40年を経て国民の生命と財産、橋や道路などのインフラを破壊しているのです。

大学教授の先生も「流木がなければ被害が起きない、とはっきりと言われています。
災害を引き起こしている流木は自然の木ではなく、ほとんどが挿し木スギによるものです。
日本全国の森林管理署が同じことをやっているので、日本全国で同じ流木災害が起きています。
今すぐ皆伐を始めれば来年の流木災害は減らせます。

まずは、急斜面と沢沿いから急ぎましょう。


          ☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;

台風・大雨で増える流木災害

鹿児島県垂水市では、
20日に上陸した台風16号によって土砂崩れが発生し、山から大量の杉の木などが海に流れ出た。
流木が、船のスクリューを傷つけるため、漁を断念する人が相次いでいる。また、鹿屋市では、濁流に押し流された木々が橋を破壊。流された橋は、市内だけで
8カ所に上っている。さらに、橋に引っかかった流木によって、行き場を失った濁流が周囲に流れ出し、住宅を直撃した例もある。
こうした“流木災害”が増えている背景の一つに日本の山が抱える問題がある。九州大学の小松利光名誉教授は「森林の保水力が落ちてきている。だから木が早く流出する」と指摘。そこへ異常な雨が降り、森が耐えられなくなっているという。小松教授は「流木がなければ被害が起きないのに、流木があるために起きるというのは由々しきこと。対策をとらないといけない」と警鐘を鳴らす。(報道ステーション テレビ朝日)9月23日

阿蘇復興は「スギ皆伐」から 熊本地震本震から5ケ月 阿蘇登山道一部開通

平野虎丸です。ご訪問ありがとうございます。

阿蘇草千里への吉田線が熊本地震本震から5ケ月経った昨日、一部開通したというニュースを見ました。
道路は亀裂だらけでまだまだ復旧とは程遠い痛々しい現状です。
地元の皆さんにすれば、1日も早く観光客を受け入れたいところだとは思いますが、阿蘇の入り口、崩壊した阿蘇大橋があった立野地区の皆さんは、いつ、また崩壊するかわからないスギ山を心配して立野地区にはまだ戻れないようです。
今のままでは、戻っても、大雨や台風、大地震のたびに避難しなければならない状況です。
安心して立野地区に戻るためには、スギ伐採が先決です。
成長したスギさえなければ、今後、大きな土石流木災害に見舞われる危険は減ります。
小さなスギの苗では、崩れても大きな災害にはならないことを皆さんには自覚していただきたいと思います。
草原も同じです。
崩れても小さいので、家を呑み込んだり、橋を落とすようなことはありません。
成長したスギが危ないのです。
2012年、家が流失し、死者まで出た立野地区は、急斜面に成長した挿し木スギが林立しており危険がいっぱいです。
2012年の土石流災害のときから「スギを伐採したほうがよい」、とブログでも書いてきました。
地元の区長さんにも伝えています。
立野地区ばかりでなく、急斜面の北外輪に植林してあるスギは、今のままではまた、いつの日か崩壊して大きな災害が発生します。
また、観光に大打撃です。
阿蘇では、1990年以降、土石流災害で死者が出たのは今回の熊本地震で3回目です。
2012年の大災害からわずか4年しか経っていません。
大雨や台風、大地震が襲えば、阿蘇地方はどこも危険です。

阿蘇が自然林と草原だけなら私もこんなことは言いませんが、植林してはならない場所に植林されたスギが大雨と地震で崩壊しているので警告しています。
スギは自然に生えたものでもなく、実生でもありません。
自然でも崩壊するのですから、浅い横根しかなく、根同志が手を繋いでいる状態の挿し木スギは急斜面では一斉に滑りやすいということを知っておく必要があります。

防災システム研究所の山村武彦さんも、2012年九州北部豪雨の現地調査ページにおいて、挿し木スギが原因の土石流災害が増えているので、責任は植林を推奨してきた政府・行政にある、と書いておられます。
テレビ等でも、このことをもっと声を大にして報道してほしいのですが、なかなか行政の責任というのは報道されることはありません。

遺族の皆さんが、政府や行政を訴えるようになれば、私も応援しますが、ほとんどの遺族が泣き寝入りをしています。

山村氏の意見は以下です。
リンクしてある「2012年九州北部豪雨」の現地調査ページをごらんください。

           .。o○o。.★.。o○o。.☆

「広葉樹と異なり、植林(挿木など)による杉の根は浅く、若木の時に間伐もされず放置されてきた

 大雨で地盤が緩むと密集杉林もろとも大規模な山腹崩壊・土石流を引き起こす

 その流木が、土砂ともに民家・住民・家畜を襲い、橋げたに引っ掛かり河川の氾濫、堤を破壊し洪水を招いた

  

 せめて間伐さえしていれば、その空地に自然の広葉樹がしっかりと根を張るので崩壊を防ぐことができる

 日本の場合、全森林面積の40%がこうした人工林である

 住民の安全を含め責任は植林を推奨してきた歴代政府・行政にある

 今後、山間地・急傾斜地における植林方法、山の安全・維持管理など

 長期的なかつ一貫した国の林野政策が求められている」



2012年九州北部豪雨 




天皇陛下御出席の「全国豊かな海づくり大会」は不要

平野虎丸です。ご訪問ありがとうございます。

昨日、全国豊かな海づくり大会に天皇皇后両陛下がご出席、稚魚を放流された、というニュースがありましたが、「豊かな海づくり」は、奥山を自然に戻すことが一番です。
熊本が証明しているように、奥山で挿し木林業をすれば、土砂崩れが頻発し、海が死にます。
奥山で林業をすれば、大雨でも台風でも地震でも土石流災害が起こることを地元の人々は自分の眼で見ているにも関わらず、見なかったことにしています。
「森は海の恋人」と言われるように、森が崩れなければ海は健全でいられるのです。
森を壊している行政が、豊かな海づくり大会を海で行うこと自体矛盾しています。
全国植樹祭も、森を壊して林業推進のために行われているので不要です。
森を壊し海を壊す行事に天皇陛下の権威を利用して国民を騙しているのが実態です。
山は出来るだけ扱わないに越したことは有りません。
扱えば扱うほど、大雨や台風、地震に弱くなるのです。
しかし、山で林業を全くしない、ということは狭い日本では不可能ですから、奥山・沢周辺・急斜面では林業を控えましょう、と提案しています。
現在の林業のあり方が日本の山・川・海を殺しています。
日本国土を破壊している「森林法」を見直すことが、「全国豊かな海づくり」となります。
行政の権威付けのための行事が多すぎて、天皇陛下がお疲れになっているものと思われます。
全国植樹祭も全国海づくり大会も農林水産省管轄であると思いますが、農水省は日本の山や海を自分たちのものと勘違いしています。
行政が自然を扱うに当たっては最小限に留めることが求められています。

高森トラスト地「花の森」は今  購入して2年近く

平野虎丸です。ご訪問ありがとうございます。
電気電線張り先日、「花の森」にやっと電線がきました。
これから、地下水を掘ったり、建物を建てたりする予定です。
現在、私は写真左の茶色の物置で寝ています。水や電気がないので不便な生活です。
伐採したスギはほとんど片付けましたが、まだ、道路沿いに少し残っています。


整地1整地2路沿いのスギは
1、日蔭になって凍結の原因となる
2、台風で倒木・枝折れして通行車や電線に迷惑をかける恐れがある
3、見透しが悪い
4、自然景観を損なう
などの理由により全部伐採する予定です。
私たちのトラスト地に限らず、道路沿いのスギは速めに伐採しておくほうが災害防止になります。
ケナシベニバナヤマシャクヤクの実サラシナショウマの蕾花の森では、左写真のように、ケナシベニバナヤマシャクヤクが赤くなって存在を知らせています。
右写真は3メートルほどに成長したサラシナショウマの蕾です。今咲いているものもありますが、しばらく楽しめます。
そのほか、ツリフネソウ類、アザミ類、タデ類、ゲンノショウコ、ヤマシロギクなどが咲き乱れて「花の森」に恥じない森になっています。

大雨警報 阿蘇市・高森町・南阿蘇村 スギ植林地の土砂崩れ注意 台風13号通過中

平野虎丸です。ご訪問ありがとうございます。

台風13号と前線の影響で、熊本・大分・広島・兵庫・奈良・若山・群馬県などに大雨や洪水警報が出ています。
どこも、これまでに大きな土石流木災害を経験した地域で、山がスギ植林地に覆われているところです。
スギ植林地は挿し木であるゆえに、大雨を保水することなくそのまま道路を通じて下流域に流します。
山は遠いと思っていても、実際、山に降った大雨が町にやってくるのは思いのほか速くなります。
大雨洪水警報が出ている場所は要注意です。
大きな被害をもたらした岩手県もニュースで見ているとけっこうスギが多いところです。
山にスギを植えて林業を行うと、山は林道や搬出道など道だらけになって、土砂が流出しています。
私たちの菊池トラスト地も今は搬出道に雑木が茂っている場所もありますが、大雨が流入して土を流し、大きな岩だらけになって雨が降ると沢のようになる場所もあります。

昨日は午後から雨の予報の中、高森のトラスト地「花の森」に出かけましたが、午後4時頃から雷が鳴りだし、午後4時半に車に乗った途端に大粒の雨が降り出し、空は夜のようにくらくなりました。
南阿蘇村も雨雲に覆われていました。
しかし、グリーンロードを抜けた西原村の仮設住宅あたりは雨は降っていないようでした。降っても少しだけだったのかもしれませんが。
阿蘇から大分にかけては雨が多い地形です。
こういう場所を挿し木スギだらけにしてしまったことが大きな土砂災害を招く要因となっています。
林野政策の失敗の付けは土石流木災害の多発です。
植えたスギが40年を超えているところが多くなっていますから余計に危険です。
草原や自然のままなら、今ほどに土石流木災害は起こらない上に、洪水も少ないでしょう。
日本各地で家屋の床上浸水が増えていますが、国民は国に対してもっと怒る必要があります。
山を扱い過ぎ、道路を造りすぎ、自然林や自然湿地をなくしてしまったことが大きな災害を呼び込んでいます。
山の自然林(=植えない森)と低地の自然湿地が大雨による土砂崩れや低地の家屋浸水から守ってくれるはずのものでした。
防災の役割を果たすはずの自然がなくなってしまっている今、日本は全国的に大雨や洪水災害に見舞われることになったのです。
最近は、山に住む人たちばかりでなく、川の下流域にある町に住む人々が洪水被害に遭うことが増えたような気がします。
岩手県では橋に流木が大量にひっかかっている場所が多く見受けられます。
これが急な浸水を招く原因のひとつです。
流木が発生しないような対策が急がれます。

草刈がシカを招く植林地 野生動物と共生するために

平野虎丸です。ご訪問ありがとうございます。
九州直撃が心配された台風12号は海上を通過したので、地震被害が大きかった益城町では風も雨も大したことはなく済みました。
一安心です。
ところで、先週2年ぶりに菊池のトラスト地に行きました。
高森町尾下地区を購入してから2年近くになりますが、スギ伐採や草刈り、花まつり行事などで忙しく、なかなか菊池に行く時間が取れませんでした。
今回は看板設置を兼ねて行ってきました。

近くにある菊池水源が地震の被害で入山出来なくなっているので、どこまで行けるか心配でしたが、途中、通行止め区間の工事も済んでおり、私たちの菊池トラスト地まで無事に到着しました。
トラスト地近くの橋水無沢左写真の橋の手前に車を置いて少し歩きました。
舗装していない場所は車が通行できないほど大きな石がごろごろしているからです。
しかし、そんな場所でも楽しんで車で通行しているマニアもいる山です。
写真右は沢ですが、雨が降らないのか、水がなくなっていました。

看板立て搬出道2トラスト地内に車で入れないように鎖をしていますが、2年間車が入っていないので入口は草木で覆われていました。
右写真はもう一つの山への入り口ですが、中央部分はもともと搬出道で普段に通行していたところですが、草木が繁茂して通行できません。
シカが通行した形跡もありません。
草刈機を持参していないので近くの「植えない森」から入ることにしました。
20年を経た「植えない森」は、トゲトゲの強いイチゴ類が枯れてしまっているので歩きやすくなっています。
池搬出道1写真左は私が山の真ん中に2年前に沢を利用して造成した池ですが、僅かに水が流れていました。
野鳥や動物たちが利用してくれています。
右写真は普段に車で通行していた搬出道ですが、ところどころ草木が繁茂していますが、歩くことは容易でした。
モミジを植えた場所にはクマイチゴが茂り、シカの好物であるモミジはシカに食べられず、無事成長していました。
ヤマホトトギスウド野草はヤマホトトギスやウド、ヒヨドリバナ、モミジグサ、ツリフネソウなどが咲いていました。
そのほか、タラ、クサギ、ハギなど木の花も咲いています。
菊池トラスト地を歩いてみて思うのは、陽のあたる道路部分は草刈をしなければイチゴ類が茂り、シカも入らなくなることです。
シカなど野生動物は棘に毛が引っかかるのでわざわざそういうところは歩きません。
水源かんよう保安林野生動物たちも人間と同じで歩きやすい道を通る、ということです。
人間たちは木を植えるとその木を周りの草木から守るためにせっせと草刈をするため、シカを招きいれているのです。
結果、シカが植えた木を食べてしまう、という話になります。
以前、トゲトゲイチゴが森を守る、という記事を書きましたが、トゲのある木々がシカたちの侵入を防いでくれるからです。
左写真は隣接地の植林地、「水源かん養保安林」ですが、暗いのでイチゴ類は茂らず、シカたちも歩きやすくなっています。
最初はイチゴ類が茂る「先駆植物だけの森」も、後に森をつくる木々の生長によってだんだん暗くなり、シカたちが歩きやすい「植えない森」へと変貌します。
植えた木を食べるシカが悪いのではなく、シカに木を食べさせているのは人間です。
林業では、スギ・ヒノキ及び広葉樹にしても植えて5〜6年は補助金が出るので草刈を続けます。
これがシカを呼び込む原因です。
植林地の周りにシカ避けネットを張り巡らして税金を使っていますが、植林地の周りは草刈をしないでイチゴ類を繁茂させておけばシカの侵入を防ぐことが出来ます。
知恵ある人間は、野生動物と共存するべく、いろいろ工夫を凝らすことが大切です。

希少野生動植物指定チョウ ゴマシジミ 捕獲疑いで医師を書類送検 熊本県

平野虎丸です。ご訪問ありがとうございます。

熊本県の希少野生動植物に指定されているゴマシジミを捕獲したとして、長崎市の医師が県野生動植物の多様性の保全に関する条例違反容疑で書類送検された、というニュースが載っています。
熊本県が希少野生動植物に指定しているものは、捕獲・採取が禁止されており、違反者は、1年以下の懲役が100万円以下の罰金が科されるということです。
ゴマシジミは2013年に指定されたとかで、この医師は条例を知っていたらしいのですが、熊本日日新聞によれば、「条例違反と知っていたが、注意ぐらいで済むと思っていた」のだそうです。

私も以前、雨の日に阿蘇高原で数人が網を振りまわしているのをみたことがありますが、チョウにあまり関心がなかったせいか通り過ぎていました。
内大臣林道あたりでも網を振り回している男性をよくみていました。
これまで野鳥の密猟監視に精一杯で、チョウまでは手が回りませんでしたが、警察がきちんと書類送検してくれるのであれば、チョウも厳しく取り締まっていこうと思います。

ところで、ゴマシジミの食草はワレモコウ類です。
終齢幼虫はアリの巣に運ばれ、アリの幼虫を食べて育つという、変わったチョウです。クロシジミに似ています。
阿蘇では8月から花が咲き始める秋の野草ですが、植林地ではなくなり、草原でも草刈の時期によっては花が咲かずに終わることもあるでしょう。
ヒメユリやノヒメユリ、コオニユリなど夏に咲く野草は、よほど考えて草刈をしないと花が咲く前に刈られてしまいます。
私も今年、秋の花を咲かせるために草刈をしていて、開花目前のコオニユリを1本伐ってしまいました。昨年より格段に増えていたコオニユリを1本とはいえ咲かせられずにショックを受けました。
花が咲く前に刈っているといつのまにか出てこなくなる可能性大です。
オオルリシジミやゴマシジミなど草原性のチョウが絶滅しかけているのは、草原が減少しているのが原因ですから、南阿蘇や高森町は、ここにしか生息しない希少な野草とチョウを保護し絶滅させないために、取り締まりと同時に、植林を控える政策転換が急務です。

今のままでは希少種は絶滅に向かうばかりで、数が回復することは望めない状況です。
                     .。o○o。.★.。o○o。.☆

.

ゴマシジミ捕獲 長崎の医師を容疑で書類送検 /熊本

毎日新聞201692日 

 高森署は1日、県内での捕獲が禁止されているシジミチョウ科のチョウ「ゴマシジミ」を捕ったとして、長崎市の男性医師(60)を県野生動植物の多様性の保全に関する条例違反容疑で熊本地検阿蘇支部に書類送検した。「チョウを集めるのが趣味だった」と容疑を認めているという。

 容疑は8月15、21日、南阿蘇村河陰と高森町野尻の草原でゴマシジミ計17匹を捕獲したとしている。草原で網を振り回している男性を見かけた南阿蘇ビジターセンター(同町)のボランティアから21日、通報があり、署員が現場で職務質問して発覚した。

 県は2013年、ゴマシジミを絶滅の恐れがあるとして保護する指定希少野生動植物に指定した。北海道や本州の他、県内では阿蘇市と南阿蘇村を中心に生息し、体長2センチ程度で美しい羽が特徴。同センター職員の井上真希さんは「阿蘇のゴマシジミは黒っぽく『くろごま』とも呼ばれ、希少性が高くて人気。阿蘇の宝なので、皆で守っていきたい」と話した。【出口絢】

高森町尾下トラスト地 20ヘクタール拡張

平野虎丸です。ご訪問ありがとうございます。
尾下植えない森尾下トラスト地2016年8月下旬、高森町「花の森」の裏側を買い取り、20ヘクタール拡張しました。
左写真のような「植えない森」がほとんどですが、右写真のような100年以上経った立派なスギの木も残っています。
幹回りは3メートルほどあります。
このように姿のいい大きなスギは1000年スギになるように、残していく予定です。

サラシナショウマベニバナヤマシャクヤク左写真のような、最近間伐されたスギ林業地も残っているので「林業モデル林」として残す計画です。
少し太陽が当たるのでケナシベニバナヤマシャクヤクやサラシナショウマ、クサアジサイなどは残っていますが、もう少し間伐して希少野草がもっと生育できる環境づくりをしたいと思っています。

林業地の中のトンボ林業モデル林づくり明るい場所ではトンボも生息しています。
間伐をすることで、どんな希少野草が復活するのか楽しみです。

阿蘇の野草鑑賞と花の森散策のための草刈実施中

平野虎丸です。ご訪問ありがとうございます。
コオニユリと草刈ツクシトラノオ8月に入り、サクラソウやフクジュソウ、ケナシベニバナヤマシャクヤク、ノハナショウブ、ハンカイソウの花々が終わったところで、秋の野草たちのために草刈を行っています。
最初の頃はよく大雨が降っていましたが、最近は雨も降らず、熊本市内が38℃という日には高森も同じぐらいの気温に感じました。


シデシャジンコバギボウシ先日、草刈の途中で初めて見る野草が目に入ったので残しておきました。野草に詳しい向井さんに尋ねたところ、「シデシャジン」ということでした。昨年は、気づかないまま草刈したのでしょう。
花が咲いていなければ今年も草刈をしていたと思います。
真ん中に咲いていたコバギボウシも残しておきました。
阿蘇は3月から11月まで次々に野草の花が咲き、飽きることはありませんが、草刈は大変です。
野草を知らない人や興味のない人たちに草刈を任せると、私がいつも残している野草を草刈されてしまってショックを受けることが往々にしてあります。
秋に咲く野草でも春早くから芽を出して花の準備をしている野草が多いものですが、道の真ん中でもお構いなしに咲くので気にかけている私でも、花が咲く直前に過って草刈してしまうこともあります。
最近は草刈が大変になってきましたが、なかなか人に頼むことが出来ないのが現実です。
どこにでもある野草ならまだしも、希少種の多い高森では、1本でも間違いがないようにと心がけながらの草刈です。
草刈 花の森1草刈 花の森2今はコオニユリ、オミナエシ、ツクシトラノオ、ヒルガオ、フシグロセンノウ、シオン、キセワタ、クルマバナなどが花盛りですが、キツネノカミソリ、クサアジサイは終わりに近づいています。
セミはツクツクボーシだけが盛んに鳴いています。
夜になると寒くなり、布団を着て寝ています。

第1回 「山の日」  山には多くの植物、動物が生き、山を強く保つが真の姿なり

平野虎丸です。ご訪問ありがとうございます。
きょうは8月11日、第1回目の「山の日」だそうです。
多くの方々が山に登られたようですが、今一度、「山とは何か」について考える日にしてほしいとも思います。
木花咲耶姫のご神示にもあるように、山には多くの植物、動物が生き、山を強く保っているのが本当の姿です。

スギ以外の植物も動物も認めない、山崩ればかりしているスギ造林地は「山」とは呼べません。
スギ造林地を登山する人はいないでしょう。
スギ造林地はスギの木材を生産する場所で、スギ以外の草木はないがしろにされ、イノシシやシカ、サルたちは容赦なく殺されます。
山は人の命を守る存在なり」という言葉もあります。
土砂崩れして多くの人々の命を奪うスギ造林地は、「山」の範疇に入りません。

お盆に阿蘇に行かれる皆さんは、草原でもない、スギ造林地でもない自然の山がどれほど残っているかをよく観察してみてください。
         .。o○o。.★.。o○o。.☆

山の危機

 

神の創りたもうた山は、『やま』の言霊が先にあり。『やま』に相応しき姿形、役割を担わん。

 山は人間の想像つかぬほどの緻密さにて生態系を守らん。

 

 なれど、人は神の創りたまいし山や森を乱し、山の姿も変え、その役割奪わんとす。

 

 山には多くの植物、動物が生き、山を強く保つが真の姿なり。なれど、さなる強さ持つ山は姿を消すばかりなり。

 

 今の世の山は、姿変えられ、山を維持する力も弱きなり。なれば、強き雨、風、地震にていとも容易く崩壊する恐れありなん。

 

 山は人の命を守る存在なり。その山への感謝を忘れ、山を傷つけ続けるなれば、そのツケはいずれ人に降りかからん。

 

 心ある人よ。山を守れよ。

 

 今の世にも、本来の姿保つ山はありなん。その山を見て、山を元に戻す努力をするべし。

 さなる努め果たさんとする者もあるなれど、今のままでは間に合わぬ。多くの者の気づきにて、山を守るべけれ。(木花開耶姫のご神示より)

「日本政府の森林偽装」  発売中
「日本政府の森林偽装」発売中







Profile
過去の記事
月別アーカイブ
ブログ案内です
ありがとうございます
明日の天気は?
  • ライブドアブログ