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水源涵養保安林2

写真は奥山の水源ですが、
林業は沢の際にまで挿し木のスギ・ヒノキを植林するために、大水が出るたびに植林された木々の根っこが洗われ、倒木することになります。

沢の倒木

その結果、左写真のようになるのですが、挿し木の根っこは、保水力がないので雨が降らない日々が続くと、沢は水無し沢となります。(`・д・´)

写真の場所は、熊本県知事によって、「水源かん養保安林」に指定されている場所です。

何も知らない国民が「水源かん養保安林」という黄色い看板を見れば、この森林は水源涵養をしているのだな〜と素直に思うことでしょう。(´−д−;`)

しかし、上写真のように、奥山水源を破壊しているのが現実です。

そこにもともとあった野草や樹木などの自然を破壊し、水を無くし、野生動物を追い出して、国民にとって、何もいいことはありません。(´−д−;`)

ただ、行政と林業者のために貴重な奥山の水源を破壊しているのです。

森林法というのは日本の山すべてを木材生産場にするためにつくられたものだと思われます。

奥山の水源を破壊していはいけないとか、貴重な野草の自生地を破壊していはいけないとか、貴重な野生動物の棲みかを奪ってはならないとか、そういう規制は何一つありません。

日本政府には、水源を守らなければいけないなどという考えは何一つなかったのです。

というか、お金にならない雑木を、お金になるスギやヒノキに変えてしまおう、と単純に考えた結果が「森林法」を生んだのでしょうか。

そのくせ、最近は、みなさんご存知のように、「水源の森づくり」や、「生物多様性の森づくり」、「災害に強い森づくり」等と言って、国民や企業にお金を出させ、ボランティアをさせたりしています。

これには、日本の偉い学者先生たちが絡んでいます。

学者先生たちも頭だけで、現場を見たことがないのではないかと思うほど、奥山の水源破壊はひどいものです。

スギやヒノキを植林する際、最初に原生林伐採・搬出で表土を奪い、それから45〜50年を経て再び、スギやヒノキの木材搬出で道路を作り表土を流します。

山の中は目茶苦茶です。これが日本の奥山かと思うほどの惨状です。日本の奥山すべてでこのようなことが行われているのです。

水源涵養保安林3

全く現実を見れば見るほど、許せません。(`・д・´)左写真も伐採地です。

行政の人々は、このように日本の水源を破壊する「水源かん養保安林」制度について、気がついた時点で人道的に、法律を変えるべきだと思わなければいけないのです。

水源涵養保安林4

先日高桑先生がコメントされていましたように、官僚や行政の人々は現場を見ないで、頭だけで仕事をしているとしか思えません。

県は、保安林の伐採や植林については検査を実施することになっていますが、まともな検査が行われているのでしょうか。

保安林に携わる行政の人々は、奥山水源池を破壊していることを知っているのか知らないのか私にはわかりませんが、知らないのであればあまりにも勉強不足であり、知っているのであれば、あまりにも国民を馬鹿にしたやり方です。

(独)森林総合研究所など、何も研究していない証拠です。

奥山の水源地破壊が、深刻な森林破壊だと思わないような人々は、保安林行政に携わる資格もありません。

昨年私どもは「水源かん養保安林」を購入したのですが、ある地域振興局から指導がありました。

担当者は真面目な顔をして、「保安林にはスギ・ヒノキ・マツを植えてください」と言われるのです。

説明が終わったあと、「貴方たちは、少し勉強してください。保安林は、人間が植えないのが一番良いのです。」と私が言いましたところ、担当者はそのまま引き下がってしまわれました。

「水源かん養保安林」について、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、以下のように書いてあります。

            □■□■□■□■□

水源かん養保安林(すいげんかんようほあんりん)は森林法第25条第1項第1号に規定される水源のかん養を目的とした森林(保安林)。

森林には、構成する立木の樹冠や土壌などを通じて、下流の河川流量のピークを調節する機能が知られており、これらの機能を特に水源地周辺において発揮されるよう期待して保安林に指定される森林。

一つの流域で数百haから数千haといった大面積で指定されることが特徴。広大な面積として扱うため、基本的に林業を通じて森林の維持管理を図ることを前提としている。

このため過度な規制は行われておらず、都道府県知事の許可次第では大面積の伐採(皆伐)も可能とされているなど、他の保安林種と比べて規制が緩い面もある。

民有林の水源かん養保安林の指定・解除の権限は、農林水産大臣または都道府県知事(知事は、事実上一級河川の流域以外の森林に限る)。

他の保安林同様、一度指定されてしまうと、指定理由の消滅や公共事業などの用途に転用される以外は解除はできない。

水源かん養に限れば、学術的に針葉樹と広葉樹との間ですら優位差は確認されておらず、水源かん養に直接効果を発揮する特定の樹種が用いられているわけではない。

かつてはスギ、ヒノキが一般的であったが、これは林業を行うことを前提としていたためである。近年ではコストを掛けない森林づくりや対外的なイメージの増進を図るため、広葉樹が用いられる例も増えている。(百科事典は以上)