平野虎丸です。 ご訪問ありがとうございます。
一昨日の山口県防府市の豪雨災害では、多くの高齢者の皆さんが犠牲になられました。
ご冥福をお祈りします。
テレビで災害現場を見ていましたが、あまりの土石流のすごさに驚きました。
しかし、これも私が常々書いているように、場所を選ばずに行われている木材生産=林業のやり過ぎが大きな原因です。
今回は防府市による避難指示まで遅れたようで、幾重にも人災が重なって、多くの人命が失われているのですが、結局は、公務員たちがさし木スギ木材生産の山の恐ろしさを知らないことがこういう結果をもたらしたのです。
危機意識がなさ過ぎます。
山には扱ってはならない弱い場所があります。
例えば、先日も書いた沢沿い。
大雨が降ると、沢沿いに植林された挿し木スギを根ごと雨が洗い流すことになります。
防府市の特別養護老人ホームの裏山も、原生林のままか、あるいは、原生林を伐採して、その後放置したままの山であったなら、こんなことにはならなかったと思います。
植林をすれば、45年ほどで伐採して搬出します。木材を搬出した道路は崩れやすくなっています。
左写真は、昨年球磨村に購入たシカトラスト地=水源かん養保安林=60ヘクタールの一部です。
木材搬出したあとの道路が大雨で崩壊しかけているのですが、この道路は崩壊しないように、水を流す道をつくりました。
左写真もシカトラスト地の入り口ですが、木材搬出をすると、このように山じゅうに道を作ることになります。
林業=木材生産をしている山は危険がいっぱいです。挿し木植林だけではなく、木材搬出道路も危ないからです。
左写真は奥山の林業道路ですが、大雨の時には、道路が沢のようになっています。
近年、ゲリラ豪雨が増えたので水害が増えていると言われますが、最近の水害や災害は、木材生産で山を扱いすぎている人災的側面が強いものです。
土砂災害の専門家と言われる人々も、このことをよく分かっていないと思われます。
以下のリンクサイト(時事ドットコム)をご覧ください。山口豪雨災害の写真です。
http://www.jiji.com/jc/p_archives?id=20090722120053-8250424&rel=j&g=pho
http://www.jiji.com/jc/p_archives?id=20090722120034-8250428&rel=j&g=pho
以下も新聞記事です。
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砂防対策、昨年5月に要望=被害の特養ホームが県に−山口豪雨
山口県の豪雨災害で、入所者に死者、行方不明者が出た「ライフケア高砂」が昨年5月、施設近くを流れる渓流「上田南川」の砂防対策を要望していたことが22日、明らかになった。
県は今年度予算に調査費3000万円を計上しているが、砂防課は「調査に着手したばかりで災害が起きてしまい残念」と話している。
県や防府市によると、県砂防課は昨年3月、ホームがある一帯を土砂災害警戒区域に指定した。
ホームの前理事長は同年4月、施設前で建設中の農道に絡んで県農村整備課と協議した際、「河川の水害が心配だから改修してほしい」と要望。同課は「河川管理者は防府市なので、市に要望してはどうか」と答えたという。
ホームが翌月、防府市に相談したところ、砂防事業は県の担当と言われ、地元の自治会と連名で、「安心して暮らせるよう、砂防対策の検討をお願いします」と記した要望書を県に提出した。(2009/07/22-20:03)


