平野虎丸です。ご訪問ありがとうございます。

今年は、寒さが厳しいようです。
昨年の東日本大震災被災地では、いまだに災害復旧が進まず、たくさんの方がたが厳しい生活を強いられておられます。
また奈良・和歌山両県においては、大雨による土砂災害被災者の方がたが多数おられます。お正月が来ても皆さんのことを思うと素直に喜べません。
被災地に一日も早く春が来て、1日も早い復興を心から願うばかりです。

土砂災害は過剰林業のツケ
さて、昨年の奈良・和歌山の大雨による土砂災害については、「過剰林業の付け」が回ってきたものであると、私は考えています。
2012年の年頭に当たり、今年も、大雨や台風による日本列島土砂災害被害は避けられず、その原因は、林業が引き起こすということを、ここではっきりと申し上げておきます。
毎年土砂災害の現地調査を行っていますが、多くは、挿し木のスギ、ヒノキの根っこに原因があります。
2011年の奈良・和歌山の土砂災害地現場も視て回りましたが、見て回った30個所全ての土砂災害がスギの林業地でありました。
自然の森=植えない森において発生した土石流は殆どない、と言っても過言ではない状況です。

求められる国土保全省の創設
日本には国土保全省がなく、それぞれの省庁が税金を如何に利権者たちに分配するかを腐心しているために、国土は毎年破壊されるばかりです。
国土保全省の下に格下げした農水庁や環境庁、国土交通庁等がおかれるべきであると考えます。
現在の日本には「森林保護法」がなく、逆に「森林法」によって、日本の森林は支配され、破壊されています。
戦後の木材生産増産を目的とした「森林法」によって、日本の森林のほとんどが、木材生産地=林業地に変貌してしまいました。今後、日本国民が安全安心で未来を生き抜くためには、何より先に、国土保全省が必要です。
本物の森林と林業=木材生産の違いを明確にし「森林保護法」と「林業法」の整備を

現行の「森林法」は完全に間違っています。この間違った「森林法」によって、日本の森林=森も林業=木材生産も、共倒れに終わっているのです。
この問題の解決は至ってシンプルであり、「本物の森林」と「偽物の森林=林業」をきちんと区別することです。
平成10年は、「国際生物多様性年」として、生物多様性の重要性が世界的にクローズアップされましたが、この生物多様性が保障された森林こそが本物の森林であり森と呼べるものです。
林業は人が儲けるために木材生産をしているだけで、畑でダイコンを作って売ることと、何ら変わりはありません。生物多様性が重視される「森林」と、虫や動物が嫌われ、生物が邪魔者にされる林業。明らかな違いがあります。


以下は、次回に続きます。