6448COFFEE+ESSENCE

六曜社珈琲店-セカンドライン-

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『出張的感覚』

漫才師 大木こだまひびきは舞台に登場すると共にこんな事を呟きお客さんの笑いを誘う。

「わざわざ来てくれんでもいいのに~…、来んでも何やったらこちらから行きましたのに~…。」

そんな掛け合いが、最近になって感慨深く思った事がある。

店舗を持ち、お店を開業するという事は、お客様を迎え入れるカタチだ。
そしてそれはお店を持った時点で、そこからは全ての人達がお客様になる可能性を秘めている。
もっと言えば、僕の観点からすればお店を構えるということは、その土地その地域に根付いていくべき共存も必要だと思っている。
そんなセカイに一見さんや観光客という距離感の人々が、そこにある日常に入り込むことが出来れば何よりの楽しみになるのでは?と…。

飲食店ならば、近隣で食材を調達したり、消耗品でも購入したり、横の繋がりを広げていく事で、お互いや地域の利用が活性化するのであれば、何よりも心強い関係性も生まれるもので、そんな点(店)と点(店)が繫がっていく流れが、さらに町として循環し、いずれは線や和になるようにも感じています。

それでも地方によってはその循環が難しい土地柄もあるでしょう。

そういった地域では昨今、ふるさと納税などの返礼品や、町おこしとなるイベントを含め、以前からは他府県が一丸となる特産や物産展に、近年ではB級グルメや、リサイクルも含めたSDGsという観点も生まれて、蚤の市やメルカリのようなネットを通した多種多様な個人の販売にまで注目が集まるようになってきています。

その土地、その地域に属さなくても、イベントや出店を通してお客様の元へ向かう「出張型」の店舗もまた今熱を帯びていて、何よりの大塔は『キッチンカー』ではないでしょうか?

自分達の想いと、その気持ちと共に自信を持って運ぶそれぞれの背景や魅力を伝えるべく新たな店舗のカタチが、「場所」は生まなくても「場」を用いるコミュニティーとして、昨今であればテイクアウト主体のスタンド的な店舗も筆頭に現在は価値を見出しているのかもしれませんし、そういったお客様になるかもしれない方々の元へ出向く移動式のカタチは、昔から準えれば大遠征な「出前」としても、最近ではケイタリングといった、より専門的で鮮度感さえ保てる魅力溢れるツールも選択肢として広がっているのも事実で、当組合でもそういった移動式店舗様の加入は可能で、最近では『TRUNK』さんというキッチンカーの方が加入されました。

そして組合として、そういった方々が活躍出来る場や、一堂に会するイベントが開催出来ればという野望も持ち始めているのです…。

今は珍しくなってしまったかもしれない出前。

それはUber EATSのような、見知らぬ人を介したお届けではなく、簡素化や利便性も求めた横流しな販売目的だけに至らない、そのお店や人を感じる事の出来るお届けの方法。

うどん・そば屋さんや定食屋にお寿司屋さん、そして町のお弁当屋さんという昔ながらのスタイルは今も確立され受け継がれていると思いますし、その発展型が代行サービス。
僕も昔は前田珈琲勤務時代、烏丸に広がっていた呉服屋さんや商店、個人宅や企業様の会議にだって、コーヒー1杯からを自転車に乗っておぼん片手に颯爽と駆け巡っていたし、それは雨の日や風の日も、はたまた雪の日や嵐の日だって、雨具や防具に上着も羽織らず(笑)当たり前のように、そしてどんな日でも晴れの日なごとく「毎度!」と足を運んでいましたし、イベントや記念日のサンドウィッチのオードブルやケーキ、そして何十杯というコーヒーでさえお届けに上がっていたものです。(思い出)

今でも『タナカコーヒー』(祇園店)さんは、
夜の街のお店に、オードブルやフルーツの盛り合わせなどをお届けしていて、祇園の地にしっかりと根付き、喫茶店としての役割を十二分に発揮されています。

いろんなモノコトが豊かに、それでいて手軽や軽薄になってしまったように感じる今の時代の蔓延り方に、何だか疑問を感じ、また戸惑いを抱いている人も多いように感じます。

そしてそんな薄っぺらさに、本質や信念といったようなコンセプトが背景にあること、そして伺える芯や土台といったモノが、これからというよりも、今、もうこの時代に必要になってきたという「藻掻き」が年代や世代を通じて、また新旧共に再認識や再確認の出来る将来性が見出せてきているように私は実感しております。

要するに「流行」や「一発」を追い求めることほどリスクは大きく、駆け抜ける事も難しい。

そして逆に地に足着けて「継続」や「長続き」のタメに紆余曲折があることで、走ったり歩いたり時には休むという強弱やめりはりがあるというモノコトがある意味人生を豊かにするのだと信じているのです。

真逆や両極があるから価値が生まれ、選択する連続があるからこそ正解無き答えが無限に広がる。

そして皆が気付くのです。
そうやって時代はナガレ、循環し続けながら新たに(改に)変わっている事を…、そして繋げていることを…。

喫茶店あるあると言えば、冷コーを注文する際にお砂糖が先に入っているもので良いかを問われるシステム。

昔でいえば、砂糖を先に入れて甘くして美味しく感じてもらう誤魔化しだったり、お客様に手をわず割らせない配慮だったり、現代で言えば使い捨てガムシロップのゴミの軽減だったりする。

そんな選択で、とある店のママにもいつも通り有無を聞かれて無しな気分だったのでブラックでお伝えしたら…。

「甘っ!」

いや、いいんだ…。
これはきっと暑い気候に対して糖分を取っておきなさいという配慮なのだ。

ママの笑顔を見て取り替えなんて必要ない。
私の気分ではなくママの優しさだとポジティブシンキングで受け入れるべきそんな日なのだと受け入れるのである。

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これを“違う”と言える人もいる。
“違うな”と言えない人もいる。

ポジティブでもネガティブでも、ハッキリモノを言って自身の気持ちを伝える事も、これもまた喫茶店で『人』を映す、感じる醍醐味なのである(笑)

出町柳座で上映されていた映画『逆光』が京都を後にしてから一ヶ月ちょっとが過ぎ、観た人にも、携わった人にも、ある意味日常が戻ったんだと感じるほどに旋風を巻き起こしていたんだという感は否めません。

こうやってまたこのブログで記してしまう事もまたその影響で、“普段”と“特別”の違いや意味に価値を解いてしまうのです。

今も映画 逆光はどこかの地で映し出され、それと共に監督須藤 蓮はそんな地で風を起こそうと精力的に動いているのだろう。

それでも、置き去りにされた訳ではなく、置き土産を残された地の京都の若者は今も、それを大事に抱えながら自分なりの色と共に育もうとしている。

そして今日も何処かで茶をしばきながら、各々の時間を過ごし、あるいは六曜社で想いを募らせながら、友達と言葉を交わしたり、またある時は本を読んだりペンを走らせたり、そしてまたある人は映画を撮り始めたりして、“私達は”というそれぞれを思い返しながら我が道を歩んでいるのです。

さらにはそんなカタチが、京都でメインにサポートメンバーとして活動していた3名の力によって自主制作の『逆光記』という書籍になったのです。

それぞれの表現で、それぞれのカラーで、自分なりの「逆光」や「須藤 蓮」への想いを記したその一冊は、逆光の眩しさに負けない輝きと共に、人々の元へ届いていくんだと思います。

京都では「誠光社」にて販売が開始されています。
どうぞお手にとって、彼らの“絆”を確かめてみて下さい。

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「かっちょえぇ~!!」

ってなる光景が、ここ数日の店前、河原町通りの深夜に広がっていました。

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かの有名な映画のワンシーンのように、トランスフォームされるんじゃなかろうかと想像出来るような夢のある迫力は、実際京都が今年久々に開催する祇園祭にも向けて、三条界隈を舗装したり快適化する超リアルな現実なのでした!

まぁ良い事なんだけどねぇ…。
財政の行く末、いや末路には慎重に頼んます(笑)

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のらり 第3回グループ展
『ふぃくしょん』

「非現実」をテーマに、様々なアーティストさんの作品が集うグループ展 “ふぃくしょん”

第3回を迎えられて、京都開催は5月に終了しましたが、大阪会場では現在6月の展示が開催中であります。

そして、来たる6月19日(日)にグループ展の企画として、1日限定の間借り喫茶が、会場のAKEBIさんを利用して特別出店される予定なのですが、その特別出店となる『喫茶 あくび』さんの提供するコーヒーの焙煎豆を、私“6448 COFFEE + ESSENCE”が担当させてもらえる事になりました。

当日フードメニューのご用意はありませんが、自由に持ち込みは可能で、コーヒーや日本茶を片手に、のんびりあくびでもしながら作家さんたちの作品や空間を楽しんでほしいとのことでした♪

珈琲豆は2種類(中煎りバージョンと深煎りバージョン)のブレンドをご用意する予定ですので、ご興味ある方はこの機会に是非足を運んでみて下さい。

★〒531-0073 大阪府大阪市北区本庄西2丁目12−1
☆げいじゅつとごはん スペース AKEBI
★11:00~17:00

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