第66回全喫飲連全国大会inびわ湖大津大会
先日の11月10日(金)は、お店を抜け出して、毎年開催されている全国喫茶飲食生活衛生同業組合連合会が主催する『第66回全喫飲連 びわ湖大津大会』に主席して参りました。
前回は主管だった京都大会に携わり、コロナ禍の影響もあって、昨年から再び通常開催されている全国大会。
各回遠方が多く、参列する機会は少ないのですが、今回はお隣の滋賀県という事で、お店を任せて出席する事に。
式典では様々な催しが進行され、恐縮ながら今回私は“全喫飲連会長表彰”を授与されまして、益々喫茶や飲食業の繁栄と共に、理事として様々な店舗様との架け橋になれるようにと身の引き締まる思いを抱きました。
講演会では、ゲストとしてアルピニストの野口 健さんの貴重なお話しを聞けたり、びわメシ創造の学生部門の授賞式も開催されたりと盛りだくさんの内容の中、最後は全国の方々との懇親会。
今回は、特に岡山県の理事の方々とお話しする機会が多く、活気をみせる岡山の喫茶組合の方々の活力も感じれて、私自身も背中を押された感じでした。
この度は、主催となる全喫飲連様、並びに主管として開催に結びつけられた滋賀県喫茶組合の方々、そして交流させて頂きました全国の各都道府県の喫茶組合の皆様。
大変貴重なお時間を共にでき親睦を深められて光栄でございました。
この場をお借りしまして、改めてお礼申し上げます。
六曜社
奥野 薫平
次回(来年)は、福島県です!
前回は主管だった京都大会に携わり、コロナ禍の影響もあって、昨年から再び通常開催されている全国大会。
各回遠方が多く、参列する機会は少ないのですが、今回はお隣の滋賀県という事で、お店を任せて出席する事に。
式典では様々な催しが進行され、恐縮ながら今回私は“全喫飲連会長表彰”を授与されまして、益々喫茶や飲食業の繁栄と共に、理事として様々な店舗様との架け橋になれるようにと身の引き締まる思いを抱きました。
講演会では、ゲストとしてアルピニストの野口 健さんの貴重なお話しを聞けたり、びわメシ創造の学生部門の授賞式も開催されたりと盛りだくさんの内容の中、最後は全国の方々との懇親会。
今回は、特に岡山県の理事の方々とお話しする機会が多く、活気をみせる岡山の喫茶組合の方々の活力も感じれて、私自身も背中を押された感じでした。
この度は、主催となる全喫飲連様、並びに主管として開催に結びつけられた滋賀県喫茶組合の方々、そして交流させて頂きました全国の各都道府県の喫茶組合の皆様。
大変貴重なお時間を共にでき親睦を深められて光栄でございました。
この場をお借りしまして、改めてお礼申し上げます。
六曜社
奥野 薫平
次回(来年)は、福島県です!
自転車を走らせていると。
そういえば、11月に入って見かけた光景。
いつだったかなぁって検索してみたら、もう終わってたんですけど、『粟田祭』の「夜渡り神事」で粟田大燈呂と共に巡行される燈呂達が列んでいました。
私も、古川町商店街の脇でお店を営んでいた時は、復活を果たした時くらいだったので、毎年楽しみにしつつも、もっともっと沢山の人達に認知されたらなぁとも思っていましたし、京都の四大行事(葵祭,祇園祭,大文字,時代祭)に並んで五大行事にまで登り詰めてくれないかなぁなんて期待もしています。
だって、“ねぶた”の原点かもしれないらしいですよ(噂)
それくらい歴史のある神幸祭でもありますので、何事も継続や発展は難しいですが、どんどんその魅力が広がっていけば良いなぁと願うばかりでございます。
いつだったかなぁって検索してみたら、もう終わってたんですけど、『粟田祭』の「夜渡り神事」で粟田大燈呂と共に巡行される燈呂達が列んでいました。
私も、古川町商店街の脇でお店を営んでいた時は、復活を果たした時くらいだったので、毎年楽しみにしつつも、もっともっと沢山の人達に認知されたらなぁとも思っていましたし、京都の四大行事(葵祭,祇園祭,大文字,時代祭)に並んで五大行事にまで登り詰めてくれないかなぁなんて期待もしています。
だって、“ねぶた”の原点かもしれないらしいですよ(噂)
それくらい歴史のある神幸祭でもありますので、何事も継続や発展は難しいですが、どんどんその魅力が広がっていけば良いなぁと願うばかりでございます。
ーUNIONの謎ー
“京の喫茶飲食新聞コーナータイトル”
『寄り道。』
出町柳から百万遍へと抜ける事の出来る柳通り。
何気に閑静で、緑も多く、自然に溢れているその道には、京大生や生活圏の方々の行き来が見受けられ、和やかな雰囲気が広がっていて風情もある。
昔ながらのお店もあって、ある意味以前から新旧が入り交じる活気のある町だなぁと抱いていれば、独特で特有な文化も相まっていて、実に個性的な地域だと感じられる部分もあるほどバラエティー豊かなカラーも兼ね揃えている。
そんな場所で約75年、『ゆにおん』という看板を守り続けている一人の女性喫茶店主がいる。
何を隠そう令和元年まで、当組合の理事も務められていた伊東 愛子さんは祖父の時代から続くその店を、今も和やかでアットホームながらも、きめ細やかな目を輝かせてカウンターに立つ。
当組合新聞の制作でも、娘さんの協力を得ながら、コラム記事が連載されていたほどに関係は深く恩恵も大きい。
「学生さんも多く来てくれはるけどなぁ、古くさいとか懐かしいとか、そう思われてるかもしれんけど、家庭的でいたいねん。」
そんな伊東さんの接客は、常連になればなるほど、安心感や居心地を感じるほどに、味の好みを把握してくれたり、コーヒーをあっさりめにしたり濃いめにしたりと、時間帯や状況に応じて、見えない気配りの中で、お客さんが自然と自分好みの時間を過ごせるようにと腕を振る舞う。
「綿みたいと言うかなぁ、大きなお世話思われるかもしれんけど、何かしてあげたいっていう気持ちが、関係を築いていくと思うんやぁ。」
多くのお店が、機械化やシステム化を進める中で、私達が感じる飲食店での違和感とは、もしかしたらこういう事なのかもしれない。
そう、人を介しているからこそ、そして人の手で作られているからこそ感じる「ぬくもり」の部分が、どこか人の心を開き「旨い」ではなく「美味い」の感性を刺激しているのかもしれない。
また、そういった気持ちが見受けられるからこそ、受け止める側も感情を抱き、間柄を築きたいと思う姿勢が、自然と「お店とお客」の豊かな関係性を生んでいるのだという事も実感したように思う。
高級とか、完璧とかでははいかもしれないけど、身近に感じれるからこそ、何度も足を向けてしまう原点が、この店には詰まっているように思う。
朝の光を大きな窓から浴びながら、伊東さんとお話しをしていると、すっかり昼前へとさしかかっていた。
さぁ、そろそろと腰を上げようとした時、お店の電話がなる。
「あら先生、ほなら今日はハンバーグにしときましょかぁ、やらかめに焼いたら食べはりまっしゃろぉ。」
…微笑み。
いつまでも母親のような存在というのは最強である。
そんな気持ちと優しさを抱きながら、お店を後にする帰り道。
今日もどこかのあの人が、『ゆにおん』に足を運び、第二の家として時間を過ごしているんだろうなぁという光景が頭を離れなかった。
またお邪魔しよ♪
★番外『ユニオン』の謎。
京都市内には現在、ユニオンという名の喫茶店が3店舗存在する。
その関係性を調べていると、昭和20年頃、島津製作所が進駐軍による接収を受け始めた時に、ベーカリー&ケーキの製作を請け負っていたのが各ユニオンの先代時代。
そこから各々が喫茶店として独立の道を選ばれる時に『ユニオン』の名前を分け合ったのがルーツだと聞いた。
京都には当組合の『タナカコーヒ』など、チェーン店やフランチャイズにはない、「のれん分け」という奥深さがある点も大きな魅力なのかもしれない。
☆左から↓
・「喫茶 ゆにおん」
〒606-8202 京都府京都市左京区田中大堰町92
・「COFFEE ユニオン」
〒604-0021 京都府京都市中京区室町通二条下る蛸薬師町283
・「ユニオン 珈琲店」
〒604-0931 京都府京都市中京区榎木町69−1
『寄り道。』
出町柳から百万遍へと抜ける事の出来る柳通り。
何気に閑静で、緑も多く、自然に溢れているその道には、京大生や生活圏の方々の行き来が見受けられ、和やかな雰囲気が広がっていて風情もある。
昔ながらのお店もあって、ある意味以前から新旧が入り交じる活気のある町だなぁと抱いていれば、独特で特有な文化も相まっていて、実に個性的な地域だと感じられる部分もあるほどバラエティー豊かなカラーも兼ね揃えている。
そんな場所で約75年、『ゆにおん』という看板を守り続けている一人の女性喫茶店主がいる。
何を隠そう令和元年まで、当組合の理事も務められていた伊東 愛子さんは祖父の時代から続くその店を、今も和やかでアットホームながらも、きめ細やかな目を輝かせてカウンターに立つ。
当組合新聞の制作でも、娘さんの協力を得ながら、コラム記事が連載されていたほどに関係は深く恩恵も大きい。
「学生さんも多く来てくれはるけどなぁ、古くさいとか懐かしいとか、そう思われてるかもしれんけど、家庭的でいたいねん。」
そんな伊東さんの接客は、常連になればなるほど、安心感や居心地を感じるほどに、味の好みを把握してくれたり、コーヒーをあっさりめにしたり濃いめにしたりと、時間帯や状況に応じて、見えない気配りの中で、お客さんが自然と自分好みの時間を過ごせるようにと腕を振る舞う。
「綿みたいと言うかなぁ、大きなお世話思われるかもしれんけど、何かしてあげたいっていう気持ちが、関係を築いていくと思うんやぁ。」
多くのお店が、機械化やシステム化を進める中で、私達が感じる飲食店での違和感とは、もしかしたらこういう事なのかもしれない。
そう、人を介しているからこそ、そして人の手で作られているからこそ感じる「ぬくもり」の部分が、どこか人の心を開き「旨い」ではなく「美味い」の感性を刺激しているのかもしれない。
また、そういった気持ちが見受けられるからこそ、受け止める側も感情を抱き、間柄を築きたいと思う姿勢が、自然と「お店とお客」の豊かな関係性を生んでいるのだという事も実感したように思う。
高級とか、完璧とかでははいかもしれないけど、身近に感じれるからこそ、何度も足を向けてしまう原点が、この店には詰まっているように思う。
朝の光を大きな窓から浴びながら、伊東さんとお話しをしていると、すっかり昼前へとさしかかっていた。
さぁ、そろそろと腰を上げようとした時、お店の電話がなる。
「あら先生、ほなら今日はハンバーグにしときましょかぁ、やらかめに焼いたら食べはりまっしゃろぉ。」
…微笑み。
いつまでも母親のような存在というのは最強である。
そんな気持ちと優しさを抱きながら、お店を後にする帰り道。
今日もどこかのあの人が、『ゆにおん』に足を運び、第二の家として時間を過ごしているんだろうなぁという光景が頭を離れなかった。
またお邪魔しよ♪
★番外『ユニオン』の謎。
京都市内には現在、ユニオンという名の喫茶店が3店舗存在する。
その関係性を調べていると、昭和20年頃、島津製作所が進駐軍による接収を受け始めた時に、ベーカリー&ケーキの製作を請け負っていたのが各ユニオンの先代時代。
そこから各々が喫茶店として独立の道を選ばれる時に『ユニオン』の名前を分け合ったのがルーツだと聞いた。
京都には当組合の『タナカコーヒ』など、チェーン店やフランチャイズにはない、「のれん分け」という奥深さがある点も大きな魅力なのかもしれない。
☆左から↓
・「喫茶 ゆにおん」
〒606-8202 京都府京都市左京区田中大堰町92
・「COFFEE ユニオン」
〒604-0021 京都府京都市中京区室町通二条下る蛸薬師町283
・「ユニオン 珈琲店」
〒604-0931 京都府京都市中京区榎木町69−1