6448COFFEE+ESSENCE

六曜社珈琲店-セカンドライン-

2020年03月

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かなりの間が空いてしまい、もしお待ちかねのお客様がおられましたら大変長らくお待たせして申し訳ありません。
手続きによる審査もしっかり通らせてもらいまして、いよいよ再開させてもらいます。

明後日の4月1日(水)より、私自身が焙煎した豆を提供する六曜社のセカンドライン「6448COFFEE+ESSENCE」の豆の販売を、東急ハンズ3Fカフェスタンド“COFFEE HOUR”さんにて改めて常設していただきます。

一定期間の間、季節ごとなどの時期により焙煎豆を変えて販売させていただきますので、提供ごとにこちらにて豆の内容を案内します。

どうぞ宜しくお願いします。


4月~「パプアニューギニア ハイランドスウィート キガバー農園AX」(中煎り)

・良質な甘味と酸味のバランスは良く、しっかりとしたコーヒー感は香りと共に心地良い印象

在庫状況に関しましては東急ハンズさんにて直接お問い合わせ下さい。

TEL (075)254-3109

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https://www.cyclegarden.jp/

2020年3月28日(土)~コーヒー豆が無くなるまで限定。

五条大橋東側にあるCycleGardenさんにて、ご好評のイベントが早くも再々再々開催!(笑)
もう定期イベントになりそうです♪

自転車屋さんの中で特設のカフェがオープンするイートインスペースがこの界隈で閉店したefishの穴を埋めるべく?コーヒータイムを演出してくれます!
純ちゃんから始まり、今はむーちょがイベント担当♪
あの場所は無くなれど、その魂は今もCycleGardenさんの計らいと共に生きています♬

この期間もコーヒーのお豆は“6448COFFEE+ESSENCE”ブランドの焙煎豆を使っていただけます。
今回は良い豆が入っていたので、コスタリカのガンボア農園ブラックハニーとブラジルのプレミアムボイアをどちらも中深煎りにしたブレンドをご用意しました!
鴨川の近くで時の流れと共にHUBGRID COFFEEでのひとときをコーヒーと共に楽しんでもらえればと思います。

詳しくはCycleGardenさんのホームページやインスタグラムをご参照下さい。

どうぞ宜しくお願いします。

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僕の中でこの二つのお店は喫茶店としての在り方、いや、有り様を示してくれる大切な京都のコーヒー屋さんだ♪

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同業として勉強させてもらえれば、いちお客として居心地がたまらない♪

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最近はジュンク堂の閉店にも驚きましたが、本屋さんとして小さなお店に目を向ければ三月書房さんが早くても今年の五月中には店舗をまず閉店される予定だと聞いています。

書籍のセカイのことは詳しく分かりませんが、このネットが普及した世の中で大打撃を受けている業種の一つでもあるのかと勝手に感じてはいます。

三条や四条河原町界隈にも多くあった本屋さんは今や片手で数えるほどになり、移転を余儀なくされたり、店を畳むことを選択されたり、複合施設やデパートなどに入れる資本的に恵まれた大箱しか残れなくなっているのが現状なのかもしれません。

個人店としての本屋さんは昔からの喫茶店と似ていて、店主のセレクトが際立ち、番頭としての振るまいが会話にしても、立ち読みを見逃すのか注意するのかでも個性が放たれて、そこで過ごす時間、また足を運び知識や趣向を広げる意味でも大切な「場」だったのだと感じます。

レコードやCD屋さんもそうだし、ちょっと路線を変えれば銭湯だってそうだったと思う。

何かを手にし持ち帰る中にその「場」に行く意味があった。

その道のりと、そこで過ごす時間にも価値があることを僕たちは忘れてはいないけど、忘れがちになっているから今の商いの在り方や有り様があるのだとも思ってしまいます…。

お店とお客さんという間柄は外せず商売というのは突き放せませんが、でもそこに現金でのお金のやりとりがあることでさえ重要なんじゃないかなと思ってしまいますし、話しを戻して僕は実はあまり本を読まない人間なのですが、この三月書房の先代“宍戸 恭一”さんからはいろいろな本を紹介されただけでなく、いろんな人生においての教訓を頂いた大先輩でもあります。

六曜社の歴史と共にお世話になり、個人的には喫茶feカフェっさ時代を含めて本当にお世話になり、このブログの中で語れば語りつくせないほどのエピソードの数々は僕の過去のブログを拝見してもらえれば分かると思います。

息子さんに代替わりしても続いていた時間、そして後継者問題もあって選択された幕切れ。

ハッピーエンドばかりでは成り立たない人生やドラマにおいて、この一つの本屋さんの本棚の整理をする閉幕を、また自分の心の中の整理もつけて受け止めないといけない日が近づいてきています…。

※以下
喫茶feカフェっさ-僕とあなたとその間-時代のホームページにて詩っていた「K*O-style“つぶやき”」での1ページは宍戸恭一さんとのエピソードでした。
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https://www.cyclegarden.jp/

2020年3月14日(土)15日(日)の二日間

五条大橋東側にあるCycleGardenさんにて、もうこれは毎月開催の定期イベントになるかもしれない!?コーヒータイムが行われます♪

自転車屋さんの中で特設のカフェがオープンするイートインスペースが今回も急遽決定したそうで、こんな時だからこその時間を世間の情報にもお気をつけて足を運んでみて下さい。

この期間もコーヒーのお豆は“6448COFFEE+ESSENCE”ブランドの特別ブレンドを使っていただけます。
今回はグァテマラをベースにメキシコとキューバを加えた中深煎りのブレンドにしました!
立ち止まっているような時間にHUBGRID COFFEEでの流れをコーヒーと共に楽しんでもらえればと思います。

詳しくはCycleGardenさんのホームページやインスタグラムをご参照下さい。

どうぞ宜しくお願いします。

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2月下旬、安倍総理がコロナウィルスに対する要請を出してからというもの京都各所はさらに落ち着き払っているようです…。

河原町もウンと外国人の方が減った印象で、訪日客ばかりが目立っていた観光地ではなく、本来の京都が戻ってきたという声もチラホラ聞こえます。

お店の時間の流れ方もこの2週間近くはやはりゆったりしていまして…。

原因の追求、対処の必要性など突き詰めることはたくさんあると思いますが、初動や対応など問題点を探り合うのではなく、なすりつけ合うのはもう無しにして、今どうするか、これからどうしていくかを導き出す情報が欲しいものです。

時期的には最高学年の卒業式を控えていたそれぞれ学生の心情を考えれば心痛いし、イベントや大会などその日を目指して日々を送っていた人の気持ちも計り知れないものがあります。

いろんな角度があればいろんな視点があり、どこを中心に置くかで感情は様々に変化しますが、僕の立場から言えば日常は何も変わりなく、ただ時間が少しゆっくり流れているようなひとときを肌で感じています。

お店へ向かう途中、鴨川を眺めればいつもより子供たちが多く、笑顔の声さえ聞こえます。
住宅街でも家の前の歩道で子供が暇を持て余すかのように遊んでいる姿がどこか昭和的で懐かしい。
大変な親御さんもおられると思うので勝手ばかりは言えませんし、僕自身はいつも通り働いてしまってますので無責任発言全開ですが…。

経済や社会もこの先不安だし、やはり日本が京都も含めいかにインバウンドに身を寄せていたかが明らかで、何も悪くないにしろ、それでも僕たちのような飲食店はやはり地域を大切にしていないとこういった時に土台を脆くしていたんだと改めて感じさせられます。

今目の前に広がる光景がもしかしたら本当に大事にしないといけない時間なのかもしれない…。
起きてしまったことを受け止め理解し我慢することもまた努力。
その中で見いだす価値観に感情を寄り添わせ、欲張りにならないこと。
解決や打開策は何かを紐解いていくだけでなく、身を置いてみて少しばかり止まってみることで見えてくる視野もあると思います。

こんな時だからそこ、こんな時だから、矛先を自分が出来ることに目を向けてみたいのです。

と言えば僕はここです。

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中学生くらいに初めて食べて、そこから時を経てプー太郎していた数ヶ月の間も親の臑齧りで「買って帰って来て」とオカンにお持ち帰りしてもらって食べてた甘ったれた思い出もある…。

カレーうどんは辛いのに(笑)

後にはさらに大将にもお世話になって♪

今では思い出もスパイスとなった懐かしの味。

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昨日は四年に一度の閏年、午後からは雨とともに僕は15時からお店に立った。
世間の話題はコロナウィルスへと移り変わり、モーニングの時間は閑散としていたと伝え聞く。
それでも打って変わってティータイムと言える時間からは本日老若男女が入り混じり、一つのハコの中でトキを共にし、それぞれのテーブルの時間、そしてその人一人一人の人生が交差するひとときが見事に交錯し相俟って、僕たち働き手と共にいろんな会話や表情と全ての音が本当に一つの空間として広がりナガレていると感じるセカイへと繋がった。

それを僕は“喫茶的オーケストラ”と呼び、時には“喫茶ロック”と化す姿もある。

そしてそんな光景や風景をカウンターの中からの視点や肌で感じれた時に、僕はこの仕事の醍醐味を痛感し、鳥肌と共に少しの涙をこぼしそうになる時がある。

「これを待っていた!」

いつ訪れるか分からないその感覚や感性の中で想いふけりながら、やりがいと幸せを感じれる時があり、その感情がいつまで続くかは分からない。
そしてそれは薄いガラスで守られいるかのように繊細で、何か一つ少しでも何らかのズレが生じてしまえば脆くもヒビが入り、瞬く間に現実へと突き戻されてしまう。

そして今度は「いつ会えるかな」

と次の一瞬一瞬へと我に返るのである…。



名前の知らないお客様の注文を聞き、それを提供し見守るひとときを経て、お客様を送り出すだけのこと。

そんな連続に、「毎度!」と声をかける人が出来れば、一言二言言葉を交わす間柄を築き上げる人もいる。
何年ぶり、いや何十年ぶりに訪れたという方の思い出を共にすることもあれば、今日だけになるお客様とだって時間を共にすることを積み重ねていく毎日。

それが“一期∞会”と繋がってほしいと願う日々。

いつからか時代背景と共に“早い安い旨い”が求められ時間を消化する感覚に奪われてきて、経済の在り方と共に資本力のある店や外資系も増え、食券やセルフ式が増えたと思えば“ほったらかし”を自由と感じるようになってしまった飲食の時間。
そして今はお客さん自体がどう感じるかが全てになってしまっているのがほとんどで人任せ。

更には簡素化が生み出された社会。

でも本来は空腹を和らげることに、外で時間を過ごすことに、何らかを満たす“豊かさ”を求めていたはずであって、そこにはそこで過ごす時間でさえも充実が図られるはずだったと思う。
そして作り手にも手間があり、愛情や想いを込めるような個性が放たれ、いろんな意味で時間をかけることにも抵抗がなかったようにも思う。

これもまた便利や利便性を求めすぎて出来た価値観の違いなんだろう…。

だから何も悪いわけじゃない、相手がそれが良い、それでいいと思っているのであれば尚更。
だけど期待を裏切ってはいけないよなと思う今日この頃。

僕が本当に良いと感じる場所には“機微”という絶妙の距離感でその時間を一緒に過ごせる感覚があるし、その時間がほったらかしではなく見守られているようで心地良いし、それがお客さんという立場でもある意味マナーを問われる背筋が伸びるものにもなる。

それがお客様と働き手の尊敬心で、それらが双方の求める信頼関係の構築になるはずではないだろうかと強く思う。

確かに時代や社会は時間に追われるような、様々な現実問題として余裕のない日常と化してしまっているのかもしれない。
けど、本来喫茶店やカフェという場所の時間は止まり木のようなリセットやリフレッシュといった何かを蓄える場所で、ただ消化するものではない。
その人の人生の中で考えればほんの一瞬かもしれないコーヒーを傍らにする時間を預かったつもりで外に出るまでの時間に結びつけないといけないし、外に出てからの充実に繫げれる場所でありたいと僕は思う。

それはもしかしたら一緒に時間を共にする働き手にだって目を向ける必要があるかもしれない。

腰を掛け、コーヒーにホッとひといき息つくため息が何かを吐き出し小さな幸せを再度吸い込む空間でいたい。
そしてそんな一人一人のお客様の時間が満足となり一つ一つの積み重ねとして、その人にもお店にも次に繋がっていけばいいのだと思うし、そういったモノコトの本質を説いていく連続にもアンテナを張っていきたいと思う。

喫茶店やカフェとは何ぞや?と問われても今も答えは出ないし、答えのない正解を追い求める日々を過ごして何かしらに行き着くことが大事なんだと思うけど、あなたにとってコーヒーという存在は何?と問われれば迷いなく僕は“飲む音楽”と答え続けていくと思う。

こんにちの世間や世論の真っ只中で、お店としても、お客様が外に出ることにさえもお互いが注意をはらわないといけない中で、それでも今お客様がお店を目指してくれること、今ならそれは予定も崩れて行き場を失ったり時間を持て余してる人だっているかもしれない。
そんな時でさえ、どんな時でさえ、この喫茶店やカフェという場所は人々にこれからも飲食として満たすだけでなく、時間も心も満たしていける空間としても日常に寄り添う身近だけど特別な矛盾を一環出来る居場所や異空間として在り続けたい。

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