6448COFFEE+ESSENCE

六曜社珈琲店-セカンドライン-

2023年10月

二つの川が合流する出町の鴨川デルタより西方面から流れてくる川の表記が実は加茂川(賀茂川)で、東方面は高野川と呼ぶのを皆様はご存知でしょうか?

勿論京都の方は知っていると思いますが、そんな加茂川方面を自転車で走っていると、こんな光景が♪

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加茂川ならぬ“鵜も(いる)川”になっていて、同じタイミングで居合わせたおじちゃんも「こりゃ珍しいなぁ」ってつぶやいていました(笑)

鵜飼なら宇治川が定番だと思うので、天然なのかな?加茂川で貴重な姿を見れて嬉しかったです。

アムレテロン-ロゴ


アムレテロンさんでのコーヒー豆の販売に、間が空いておりましたが、今月からまたオーダーが入りまして、今回は10月21日(土)着にて新しい焙煎豆をお届け致しております。

★六曜社珈琲店(1階)より
・オリジナルブレンド
★6448 COFFEE + ESSENCEより
・パナマ ベルリナ農園 ※トップスペシャリティ(中深煎り)
roasted by奥野 薫平

★六曜社地下店より
・ハウスブレンド
・インド(深煎り)
roasted by奥野 修


ご興味ある方は是非♪

※在庫状況などは直接お問い合わせ下さい。
TEL:03-5356-6639

本日より出町座にて公開される映画『ABYSS』

第1作目の「逆光」にて脚光を浴びた“須藤 蓮”監督待望の作品第2弾が京都にて上映開始されます。

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それに伴い、前回の上映期間でも企画されていた関連イベントとして、本日は“アンデパンダン”にて「Go Go Party vol.3」が開催されます。

そしてそして、来たる10月25日(水)には!

FOL Presents『昭和失恋喫茶』at六曜社

18時~の開催が決定しました♪

日常に寄り添う空間が、定休日の特別営業として、映画のストーリーでもある“失恋”をテーマにしたちょっと魅惑な時間を彩ります。

最近失恋してしまった人や、失恋の経験を語り合いたい方など、勿論何気なくそんな人達と居合わせてみたい方々でも大歓迎♬

もし良ければ昭和レトロな装いで、喫茶店の役割でもある“サロン”としての場を是非楽しみに来て下さい。

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【事前予約】1500円
【当日件】2000円
※昭和失恋珈琲1杯付

☆特別企画として↓

「歌声喫茶タイム」弾き語り(誰が歌うのかな?笑)
「失恋落語」かもがわ亭D生(かもがわカフェ店主)

が披露される時間も設けながら、この日ばかりはいつもと違う六曜社の空間で、背筋を丸めながら、ゆったりと皆さんと共に過ごす時間をお楽しみ下さい。

☆昭和失恋珈琲↓
当日のイベント限定に私 奥野薫平が焙煎するコーヒーは、通常向かい合わせに隣り合っているコーヒーの種子(珈琲生豆)が、コーヒーチェリーの中に一つしか発見されない希少なピーベリーという品種があります。
そんな豆を失恋に見立てて、甘酸っぱい味わいの豆(グァテマラ/浅煎り)と、ほろ苦い味わいの豆(インドネシア/深煎り)の2種類をブレンドし、恋愛や失恋の経験の印象をカップ1杯の中に表現したコーヒーを提供させて頂きます。

★詳細↓
・FOL
https://www.instagram.com/fol_making/?hl=ja
・須藤 蓮
https://www.instagram.com/rensudo__7/?hl=ja

無かったん!?

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老舗洋菓子店の新たな試み♪

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朝晩と共に、日中も過ごしやすさを感じ始めてきた今日この頃。

今朝は何だかちょっと温かくなりそうだなぁという空の下、夏の日差しを感じる色と秋らしい雲が相まっている様子。

春夏秋冬を楽しめる日本ですが、ホントここ数年は春と秋が短く感じる。

景色で言えば、美しく華やぎ、心躍る両者を堪能出来る期間が欠けていくようで何だか不安になるし、いつもだったら涼しい気候になって、何となく“寂しい”“心細い”なんて感情を抱く事も多い時期だけど、猛暑含め暑さが長く続いての寒さに変わって「何か疲れたな」なんて思ってしまう…。

暑いか寒いかの夏と冬だけじゃなく、この秋と春をもう少し気候と共に長く過ごしたいよなぁと思うのは、私だけでしょうか。

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自身が小学5年生の時、目の怪我から約1年間入退院を繰り返していた時期に、病室のおじさん仲間と共に対局を繰り広げていた将棋。

ホント毎日やる事なくて、友達がお見舞いに来てくれた時は大喜びで嬉しかったけど、今思えば、お昼になったら同じ顔触れが談話室に向かって「いいとも」観て、その後横にある小上がりの畳の上に移動して足を組みながら、おっちゃん達と将棋で楽しんだ日々が懐かしく思う。

漫画もたくさん読んだよなぁ~と思い出しながら、今は時たま息子と将棋を指し合う時には当時の記憶が蘇りながら、お互い負けず嫌いだから真剣勝負する。

プー太郎の時期もそうだったけど“退屈”な時間を過ごしていた時ほど、そんなヒトトキやルーティーンも、実は平和で幸せだったんだと気付く。

その時は何でも無かったモノゴトに、今感慨深く思えるのは、きっと歳を重ねた月日だけでなく、状況や環境も変わり、成長した物事の経緯があるからだと思うけど、人間は無い物ねだりだよなぁと感じて現状の自分を知れたりする。

だから、何でもないような“今”や“体験”も大事に思えれば、それは素晴らしい“経験”として大切な日常に変わっていくんだろうなぁ…と、ふと思い馳せてみたのである。

そんなこんなで「藤井聡太」史上初の8冠まで後1勝!

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『東京喫茶店研究所二代目所長『難波 里奈』さんが繋ぐ喫茶店の未来』


大学生時代から、昭和の古着やインテリアが好きだった彼女が興味を持ったものは、その時の「流行」ではなく「昔ながら」の雑貨や家具、そしてそれらを纏う喫茶店だった。
好きなファッションに身を包み訪れる場所を想像した時に、自分の心ともリンクしてくれたのが、昔では何でもない純喫茶。
そんな彼女がワンピース姿やベレー帽を被って足を運んだお店には、居心地や安心感を得るヒトトキが連続し、彼女はまたたくまに喫茶店の虜になっていった。
以前は当たり前のように、内装や食器にも店主のこだわりが反映され、個性豊かな「場」の楽しみも含め訪れる人への刺激を与えている部分が多かった。
今や無機質やシャープさの中に「映え」を輝かせるタメにテーブルの上を彩るだけの空間とは違い、店主の人柄さえも覗えた店の数々は、彼女だけではなく多くの人達の記録のタメだけではない、記憶の中に残るコトでその価値を高めていたのだろう。
そんなお客様とお店の関係や佇まいが、現代では珍しくなっていき、人々は現状、飲食店でも感じることの出来る「肌感」や「質感」で得る心の豊かさを見逃してしまっているのかもしれません。

難波さんが自身の足で沢山のお店を開拓されていく中で、その思い出を記し残そうと始めた『純喫茶コレクション』というブログがある。
それを見た出版編集者の方から書籍化の提案がなされ、難波さんが残し続けてきた想いが単行本化されたのである。
さらには、純喫茶の魅力に迫るきっかけをもたらしてくれた「東京喫茶店研究所所長」沼田さんが、本の装丁をされる事となり、そのやり取りの中で肩書きを譲り受け「二代目所長」に就任されたのです。
今や難波さんは、数々の書籍の出版に結びつけると共に、雑貨の制作や自らが喫茶店の魅力を伝えるべくイベントを開催したりと企画のプロデュースにも携わるほど、インフルエンサー的な役割も担っている。
難波さんは日常を過ごしていく中で、予てから「好きなもの」と向き合いながら、好きで居続けるタメの距離を保って活躍の幅を広げているのです。

そしてそんな彼女は、喫茶店の素晴らしさを伝え続けながら、確実にファンを増やしながらも、独りとして発信するのではなく、フォロワーさんに対しては勝手ながらに(笑)所員と位置付け、喫茶好きの方々と同じ立ち位置で交流を図っているのです。
また、自身の活躍に囚われるのではなく、一番はお店や店主との関係性を重要視し、その店舗に少しでもお客様の足が向くようにと物語を作って、沢山の方々に何よりも「体験」をしてもらう事に重きを置いているのです。

私達自身も、やはりお店に来てもらう事で喜びを感じ、そして「また来よう」と思ってもらえる間柄を築き上げていくことが何よりも大切だと思っています。
毎日でも来て下さる常連さんには誰よりも感謝ですが、定期的や不定期ながらでも足を運んでもらえることほど嬉しいことはありません。
それは何故かと言えば、言葉を交わすことが無かったとしても、顔を合わせたり覗えたりすることで、その人の長い人生の中で考えればほんの一瞬でしかない止まり木の時間に立ち会えているからなのです。
文章を読む中で大事な句読点のように、人の歩む道にもきっと、つなぎ合わせたり立ち止まったりする休息が必要不可欠なのだと思います。
そんなヒトトキこそが、大きな喜びには結びつかなくても、振り返った時に、小さな幸せを感じることの出来る思い出やドラマに繋がっているのかもしれない。
そう思うと、私達のお店は同じような毎日に感じてしまう月日の中でさえ、欠かすことの出来ないかけがえのない「経験」を育んでいるからなのかもしれません。

新しいお店もそうですが、長く続いているお店ほど難波さんはその存在意義を共有したいと願っています。
それはお店や店主の努力だけではなく、難波さんや各々のお店を好んでくれているお客様によって存続していく価値を高めているからだと思います。
そのようなお互いの関係性が、普段何気なく街に光を灯しているだけかもしれないお店に、誰かによっては輝きを感じる光景に繋がっているからなのかもしれません。

今日も何処かのあの場所で、難波さんは席に腰掛け微笑みの時間を楽しんで居られることでしょう。
そしてその店の店主と隣り合わせになる事で、私達は見えない糸で繋がり、人々の人生が交差する空間で、お互いの糸を絡み合わせながらヒトトキを共にしているのです。

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『難波 里奈』

東京喫茶店研究所二代目所長。

時間の隙間を見つけては、ひたすら純喫茶を訪ねる日々を過ごし「昭和」の影響を色濃く残すものたちに夢中になりながら、当時の文化遺産でもある純喫茶の空間を日替わりの自分の部屋として楽しむようになり、その数は今や2000軒以上に及ぶ。
ブログ「純喫茶コレクション」から始まり、純喫茶にまつわる書籍は現在12 冊。
最新著書としては 2023 年 8 月発売『純喫茶とあまいもの 名古屋編』(誠文堂新光
社)。
純喫茶の魅力を広めるためマイペースに活動中。

※全喫飲連から2020年発行の、「喫茶店物語」vol.1の監修も務める。

★難波 里奈さん公式SNS↓
・X(旧Twitter)/https://twitter.com/retrokissa
・Instagram/https://www.instagram.com/retrokissa2017/

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